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まずは新郎の入場である。 真っ白なスーツに身を包み、その顔は端正に、っておい。 髭、髭が生えてんじゃねえか。 結婚式の時くらい髭それよ髭。 って言うか商売上伸ばしてないとダメなのか? ダメなのか? まあ似合ってるからいいけど。 しかし私は個人的に髭と言うのが苦手なので、あそこまで伸ばしてるときっと物凄いストレスで死にそうになるだろうなあと一人思う。 って言うか。 Yさん、物凄く歩き方がギクシャクしてるんですけど。 右肩すっげえ下がってるんですけど。 緊張のせいか、あるいは仕事のせいか、はたまた両方か。 整体師が見たらムラムラするんじゃないかと思うくらいのギクシャク歩き。 私も自分の歩き方なんて考えることもなかったけれど、一体どんなふうに歩いてるんだろう。 嫁が言うには、「足を投げ出すようにして歩いてる」らしいんだけど。 故にやたら足音がでかいらしい。 ちなみに私の父親も私と同じような歩き方をするそうだ。 血は争えないと言うことか。 式は厳かに行われ、一度も歌ったことも無い賛美歌をハミングしたりしながら滞りなく終了した。 と言いたいのだが。 何か神父のおっさんの説教がやたら長い。 自分の結婚式の時こんなに長かったっけ? 夏に参加した結婚式の時もあっという間に終わった気がするんだけど。 そう言えば自分の時も夏の時も神父のおっさんは外人だった。 今回日本人の神父だからやたら説教が長いのか。 途中腰痛で倒れそうになるものの必死でこらえる。 別に体調不良が理由なら座っても良いだろうけれど、こういう時その様な行動は取りづらい。 式が終わり、新郎新婦が退場して行くわけだが、その際必死で写真を撮ろうと試みた。 だが、カメラの性能か、私の腕か。 問題がどちらに有ったかは定かでないのだが、ベストショットらしいベストショットを全く掴む事が出来ずに終了。 Yさん、早く写真送ってください。 そして披露宴が始まったわけだが。 やはりここでも想像していた机の配置とは違った形となっていた。 よく言えばアットホームな感じ。 悪く言えば狭い。 いやいやいや、あのね、人様の結婚式に招待をされてね、会場に文句言うとか人としてどうかと思うよ。 私自身強くそう思う、そんな事を言う奴は間違いなくろくでなしだ。 しかし、しかしだ。 他に表現する言葉のボキャブラリーが少ない私にとって、この様な単純な言葉でしか表すことが出来ないのだ。 すまぬ……! すまぬ……! って言うか汁。 食い物に文句言うなアフォかお前は。 その後ケーキ入刀やら何やらとイベントがあったものの、彼らの友人による強烈なアピールに負け、ろくに写真を撮る事も出来ずに終了。 って言うか、あの写真送ってくれるのかしら? 未だ届いてないんだけれど。 それ以前に撮ってくれたあの人って誰? そんな事より重要なことが有ったのを思い出した。 友人Yには親友のK太郎と言う青年がおり、事あるごとに彼に物事の相談や何かしらを行ってきたと言う。 その彼と私は以前、1度か2度程一緒に食事をした事があり、例によって私が奢ったりしたんだけれど。 今回立派に成長したK太郎を見て感動。 ぶっちゃけYより彼の成長が見れて良かったと思ったりしたのは本音。 私と同じような職種について、世界を開いてに駆け回ってる。 「まだペーペーです」とは言っていたものの、私よりもきっと優秀な青年に成っていることは間違いないだろう。 私は優秀とはかけ離れた存在だし。 自己中心的、と言う意味でなら優秀である自信はあるけど。 いやいや、しかし。 あまり話す時間こそ取れなかったけれど、何だかK太郎が愛しい。 年齢的にしか先輩ではないけれど、真っ直ぐに成長した後輩を見た気分。 ある意味親になった気分だ。 でもよく考えたら。 私は私の友人として私と共にある全ての彼らを愛しく感じている気がする。 無駄に親鳥の気分に浸っているように思う。 私が親鳥と言う立場だ、と言われたら嫌な顔をする面もあるかもしれないが、私が一方的に思う分には関係の無いことだ。 それを実際に行動に移して相手に強引に分からしめようとすればそれは外道だが。 無論、先輩として尊敬している人もいる。 年齢的に上の人とかは勿論、同年代であっても、あるいは年下であっても、優秀であったり心根の良い輩は須らく敬意の対象となる。 つまり私は。 友情に関して最も必要なことは「相手に対する敬意である」と認識しているのだろう。 からかう事はあっても嫌がる事はしない。 これが私のジャスティスだ。 文句があるならかかってこられても面倒くさいからその辺で適当に吠えてくれ。 しばらくして披露宴も終わり、二次会へと場所を移すことになる。 それにしてもようやく本題の結婚式の話が出来た。 良かった良かった。
by unnyo8739
| 2009-12-22 14:24
| 日誌叙情駄文
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