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私は会話する事が好きである。 友人らに電話すれば平気で2時間でも3時間でもしゃべり倒す。 こんなによく喋る自分はもしかしたら男ではないのではないかと思ったりする位喋る。 いや、おしゃべり好きが女性、と言うのは私の偏見か。 まあ兎に角私はよく喋るのだ。 と言っても流石にTPOくらいはわきまえていると思う。 思いたい。 なので余計なことは言わない。 人の秘密を聞き出すのは好きだが、聞き出したそれをやたらに話すこともしない。 言っても差し支えのない秘密なら簡単に暴露したりするが、それはそれ。 人の嫌がることはしない。 するべきではない。 人をからかうのは好きだが。 まあそんな私なのだが、先程昼飯を何にしようかと悩んでいたところ、偶然上司の人と鉢合わせた。 渡りに船、と言った訳ではないが、これも一つの機会であると踏んだ私は一緒に食事はどうかと誘ってみた。 当然と言うのもアレだが快諾される。 そんなこんなで小一時間ほど二人で話をした。 一方的に喋ることの多い私であるが、一応その辺はわきまえ、きちんと会話のキャッチボールを行う。 と言いたいが、やはり自分ばかり喋っていたような気がする。 この辺は直すべき事柄なのか。 あるいは好ましい個性なのだと自分に納得するべきか。 でもあれだよなあ。 よく喋ると言っても、普段からだらだら喋ってる訳じゃなくて、喋る機会を見つけた瞬間堰を切ったように喋るというタイプだからなあ。 通常時の私は無口と見られる事もあるから、まあ大丈夫だろう。 何がどうしてどのように大丈夫なのかは分からんが。 そんな感じで上司とだらだら話す。 仕事についてよりも雑談がメインだ。 私の今受け持っている仕事と上司の担当区分が別であったから、と言うのもあるが。 とりあえず先の弟と軽く喧嘩をした話であるとか、妹のプレゼントの話であるとか。 うん。 やはり私は自分のことばかり喋っていた気がする。 それでもきちんと聞いて貰える辺りがありがたい。 うん。 やはり喋るのは良い。 人に話を聞いて貰う、そして人の話を聞くというのはとても気持ちが良いことだ。 自分の中にあった色々な悶々としたモノが洗い流されていく気がする。 どんなつまらない事であっても、あるいは深刻な事であっても、人に話す事でそれは何か別の、よく分からないけど良いモノに昇華されるような気がする。 やはり会話は良いモノだ。 しかし。 これがある程度、いや、長い年月を共にした友人であれば話は変わる。 そう言った彼らとは話をしなくても、ただ一緒にいるだけで色々と気持ちが上向いてくる。 必要になれば必要な分だけ話す。 その空間が心地よい。 例えて言うなら腐れ縁のWとか。 あのおっさんとは最早適当に自分たちが好き勝手しているだけの空間ですら面白く思えるのだから不思議だ。 あれは彼のカリスマ的な持ち合わせた雰囲気もそうさせているのだと思うが、しかし。 それでも長くを共に過ごしたあの間柄は私にとって掛け替えのない癒しになっている事は否定できない。 他にも。 付き合い自体はそれほど、いや結構経ってしまったが、友人Dや友人B等も(Bに至っては今のところ電話のみの関係であるが)やたらと心地良い関係であると私は一方的に思っている。 特に友人Dに至っては、これほど無駄に波長の合う人間は無いのではないかと思うほどの心地よさを醸し出してくれる。 くだらない会話に毎度付き合って貰っているBもまたしかり。 一方的に私が好意を寄せているイケメン友人Yもまたしかり。 それぞれが皆それぞれに良い。 ああ。 こういう話をすると、多分間違いなく「何こいつ」的な思いを持ってしまう人出てくるだろう。 って言うか何より、私がこの様な日記を読んだりすると、まず間違いなく不快になるだろう。 人ののろけ話なんぞ聞いてもちっとも面白くない。 自分が幸せであると振りまく人間は、すなわち他者に対しての配慮の足りない人間であるのだ。 にも関わらず、ただ筆の進むがままにここまで書き連ねてしまった私は、余程空気の読めない人間であるとみて間違いない。 ならば、どうせ空気が読めないのであれば、そのまま読まずにこれを残してやろうと思う。 明らかな嫌がらせだが、私はそういう事をする人間でもあるので仕方がないのだ。 これでいいのだ。
by unnyo8739
| 2009-10-30 13:29
| 日誌叙情駄文
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