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嫁が「こんなのが欲しい」というので何かと思ってみてみたら、子供のプレイマットみたいなのだった。 何か上から人形みたいなのがぶら下がってる毒々しい色のプレイマットだったのだけれども、この毒々しい色が子供の成長にはかなり良いモノであるらしい。 子供というのはよく分からない。 まあそんなこんなでそれを購入するに至ったのだけれども。 これがまあなかなか良い感じ。 奇声を発しながらつり下げられている鏡の玩具だとか人形を必死で蹴ったり叩いたりしている。 そしてそのうち疲れて寝る。 親馬鹿と笑われてしまうだろうが、この姿がなかなかに可愛い。 まあ時々飽きるのか、あるいはだんだんストレスになるのか泣き出してしまう事もあるみたいだけれど。 しかし大抵にしてその上に寝かせておけば大人しく遊んでくれるようなので実に良い感じである。 ちなみにこんな感じの代物。 http://www.toy4baby.com/item_playgym/top.html それはそれとして、私の娘は実によく泣く子である。 よくぐずる子である。 乳を飲む時もなかなか大人しく素直に飲んではくれないようであり、毎度嫁は疲労困憊の顔を見せる。 だが流石に父をやることはともかく、乳をやる事に関して私は彼女と交代する事は出来ない訳で、こればかりは彼女に全て一任せざるを得ない。 ここ最近哺乳瓶でミルクを与えても全く見向きもしなかったし。 と思ったら先日思い切り凄い勢いで哺乳瓶から飲んだりもしたのだけれども。 その辺の事情もよく分からない。 何が気にくわないのだろう。 大抵にして嫁は「多分食欲より眠さが勝ってるんだろうね」と言う。 どうやら娘は自分で勝手に寝るという事がまだ不得意であるらしい。 余程の眠気がなければゆりかごみたいなのに乗せて大人しくさせたりしてやらない限り寝付いてくれない。 そしてゆりかごで寝たと思っても、布団の上に載せた途端ぎゃあぎゃあと泣き出してしまうのだ。 布団が嫌いなのか。 ゆりかごがお気に入り過ぎなのか。 あるいは抱き癖がついてしまっているためなのか。 事実は全く明らかに出来ないが、考察している限りその三点が最も有力なのではないかと思う。 さておき。 私は元々子供の苦手な人間であった。 何を考えているか分からないし、ぎゃあぎゃあとわめき叫ぶ姿はストレス以外の何者でもない。 電車だの飛行機だのに乗る際に、子供が近くにいると「しまった、変な席に座ってしまった」と思わざるを得なかった。 だが。 こうやって我が子を抱くようになってから、他の子供に対する目線も大分緩やかになったのではないかと思う。 ただ「やかましい」と言う感情から、「元気で良いな」と言う感じに。 人間何がきっかけで自分自身の心が変わるか全く分からないものだ。 しかし物事の当人になった時こそ色々なモノが見えてくる事は紛う事なき事実である。 借金の苦しさは借金をしている人間にしか分からない。 待つ身は辛い、と言う言葉があるが、待たせている身もまた辛い、という話を某メロスが体現している。 まああの話の実際はもっと酷いというか、呆れるようなエピソードが元になっているのだけれど。 ところであるゲームにこんな三択があった。 もし貴方がこの中で一人しか救えない状況になったら誰を救うだろうか、と言うモノで、下記三択が表示される。 ・年老いた親 ・愛する恋人 ・幼い我が子 全てを救ってやろうとかそんなイカサマを選択したいところだが、ゲームにおいてはそれを行う事は出来ない。 選ばなければならない瞬間というのはあるのだ。 ゲームにおいても、現実においても。 まあゲームをしている時はそれほどあまり深く考えた事がなかったのだがしかし。 もしこれが現実に選ばなければならない状況下にあった時、今の私ならおそらく。 きっと我が子に手を差し伸べるのではないかと思う。 実際は分からないけど。 ぶっちゃけ嫁一人いたらいいか、とも思っていたけれども。 いやはや。 やはり人間は日々変わっていくモノだと実感せざるを得ない。 ま、それはそれとして、先のような三択が現実に選択せねばならない状況が来ない事を祈りたいという事で締めたいと思う。
by unnyo8739
| 2009-04-24 14:12
| 日誌叙情駄文
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