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私はここ最近PCでのゲーム以外プレイした事がない。 家庭用ゲーム機もそのほとんどが埃を被っている。 当然ゲームセンターでのゲームなど全くプレイした事がなかったのだけれども、本日弟と昼休みに食事に出た際、唐突に「ストリートファイター4をやるか」などと言いだしたがために、実に何年ぶりかにゲームセンターに足を伸ばす事となった。 で、食事を終えた後弟は早速ゲーセンにあるその筐体に100円硬貨を投入し、ゲームをスタートさせたのだが。 ぶっちゃけこのゲームをプレイするのは初めてである。 操作の基本くらいならともかく、システムの基本はまるで理解していない。 とりあえずやってみるか的な展開で何も考えずに100円硬貨を投入したのである。 そしてその瞬間。 唐突に出てくるNew Challengerの文字。 何が起こったのか分からない弟。 気が動転したのかどうかは知らないけれど、とりあえず主人公格のキャラをチョイスしてスタートする。 いや、チョイスしたつもりだった。 実際に主人公格のキャラをチョイスしていたのは挑戦者の方であり、弟は何が何だか分からない一度も見た事もない、当然使った事の無いようなキャラクターを選択してしまっていた。 勿論必殺技のコマンドも知っているわけがないわけで。 どうしようもないくらいのどうしようもなさ。 ハンデをよこせとかそう言うレベルではないビギナー中のビギナーのプレイ。 とりあえず負ける。 何をして良い物か全く分からないままに負ける。 せめて自分の選択したキャラクターが過去作にも出てきた主人公格のキャラであるのならば、それなりに必殺技の一つも出す事が出来たかもしれない。 しかし今回チョイスされているのは全く見た事もない新キャラクター。 当然のように二回戦も全く動きが冴える事はない。 挑戦者はそれを察したのか、あるいは弟の適当なプレイに戸惑ってしまったのか。 第二回戦においては後一撃加える事が出来れば勝利出来る、という状態まで引っ張る事は出来たのだけれども、ぶっちゃけ挑戦者が手を抜いたと言う可能性も全く否定する事が出来ないわけであり、まあ後に残ったのはフルボッコになって横たわる、弟のキャラクターの姿があるのみであった。 私はこの時点でゲームオーバーだなと思っていたのだけれども、最近のゲームは実にサービスが行き届いているというか何というか、おもむろに第三戦が始まってしまった。 そしてやっぱり見事に負ける弟。 丁度事務所に帰るにも良い時間となり、そのまま職場に戻っていったわけなのだけれども。 弟がずっと文句を言っている。 「あの野郎唐突に乱入してきやがって。しかも全然知らないキャラとか使えるわけ無いじゃないかアフォが。次にあいつの顔を見たらリアルで殴ってやるお!」 的な。 まあ実に大人げないのだが、私はその様子が非常に面白く、しばらくその愚痴をずっと聞いていたのだけれども。 事務所に帰ってから小一時間経ってもなお、未だその愚痴をぼそぼそと吐き続ける弟を見て、私は思わず鼻水を吹きそうになった。 お前まだ気にしてたのかよ、って言うかどんだけ根に持ってるんだよと小一時間。 って言うか、どうせあの一回しかプレイしないだろうに、乱入相手に一体何の文句を言うのだと。 後になって知ったのだけれども、始める際にビギナーモードを選択していれば、一通りのシステムを説明してくれた上に、他プレイヤーの乱入も防げたらしく、全く持って弟の愚痴は愚痴以上の何物にもなる事はないわけで、私はその姿が実におかしくてならなかった。 弟はまた再びゲーセンの筐体に座る事があるのだろうか。 私はきっとそんな機会はないと思うのだけれども。 まあそれはさておきとして、やはり。 私にとってあるここ最近のゲームに対してのスタイルは、プレイするより後ろから見る。 これだね。 ゲームのプレイ動画とか大好き。 実際にプレイするのは面倒くさい。 未だ昇竜拳でないし。 でもまた機会があったら友人らと格闘ゲームを一日中プレイするという怠惰をまた楽しみたいな。
by unnyo8739
| 2009-02-04 15:07
| ゲヱムあのよろし
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Comments(2)
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