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別に自分の才能が怖いとか、妄想癖過ぎる自分が電波だとかそういう話ではなくて。 私は怖い話を読むのが好きなのだが、ふと頭の中に唐突に怖い絵が浮かんできて、 よく分からんが物凄い恐怖感と不安感のような物を感じてしまった。 まあただそれだけなんだけれど。 具体的にどんな絵が見えたのかというと、貞子的な白いワンピースみたいな服を着た、 髪の長い女が廊下を歩いていると言うだけの絵。 お約束的に長い髪をしており、うつむいてと言うよりは項垂れてゆっくりと歩いてくる。 もう最近の幽霊のお約束的な絵そのものだったんだけれどな。 何がそんなに怖かったんだろう、私。 歩いていた廊下が自分の住んでいるマンションのそれだったからだろうか。 ちなみに絵が浮かんできたとき私は何をしていたかというと、 何てことはない。洗面所で歯を磨いていた。 歯を磨いているときになんてほとんど何も考え事なんてしないのに、 どうして唐突にそんな絵が浮かんで、しかも恐怖なんかしたんだろうなあ。 ここ最近不規則な生活をしていたせいか、左目の下まぶたがぴくぴく痙攣してうざい。 別にいたいとかどうとか言う事はないのだが、非常に気持ち悪い事この上ないのだ。 やはり寝不足が原因だと思うのだが、かといってしっかり寝てもなかなか治まらない。 早く眠ろうとするのだけれども、何故かベッドに寝転がると目がさえてしまう。 嫁曰く、私はかなり寝付きが良い方だ、との事なのだが、 子供の頃の私はそれほど寝付きが良い方ではなかったように思う。 子供の頃、それほど寝付きの良くなかった私は、 夜の闇の中に色々な妄想や、恐怖の対象を描き出したりしていた。 分かりやすく言うと、夜寝るまでの暗闇が非常に怖くて仕方なかったのだ。 深夜2時だの3時だの、所謂丑三つ時と呼ばれる時間まで眠れなかったりすると、 もう本当に怖くて怖くて仕方がなかった。 私の両親兄弟などは妙に寝付きが良いらしく、0時ともなると皆眠りこけている。 それが尚更私の不安と恐怖をかき立てていく。 この闇の中に自分だけが存在しているような孤独感。 しかしこの闇の中でも色々な物の息づかいはしかと確認できるわけで。 勢い余って、「存在しない物の存在」まで作り上げてしまう。 そしてますます眠れない。 眠れないから朝が弱い。 私乙。 そんな少年時代。 いやはや。 まさかこの年になって、改めて存在しない存在に恐怖を覚えるとは思わなかった。 頭の中にだけある自分の妄想に恐怖を抱くとか、全くナンセンスだ。 しかし、うつむいた長い髪で白い服の女がゆっくり歩いたり、 立ち止まったりしてるという状況は、まったくありがちな幽霊話の典型的な物なのに、 何故こんなに恐怖感を覚えるデザインなんだろう。 人間本能で白い服や、うつむいた女とかに恐怖するように出来てるんだろうか。 そういえば、大抵幽霊と言えば女ばかりで、男の幽霊というのはそれほど聞かないなあ。 男の方が化けて出辛いのか。 それとも男の視る恐怖の対象が大抵女であったりするのだろうか。 とりあえず、まぶたの痙攣が早く治まる事を願う。
by unnyo8739
| 2008-06-16 15:53
| 日誌叙情駄文
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