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変な夢を見た。 その名も正義バカ一代 「俺は、俺は俺の正義のみを通すッ!」という独善的な主人公が、 本来助けるべき女性を助けられず、倒すべき敵を助けてしまい、 結局敵の軍団に囲まれてしまうという話だった。 その後脱出できたのかどうかはわからないが、 「俺には敵といえど命を奪うことは出来ないッ」 というような事を言いながら、罪もない人々を虐殺している敵を、 ちっとも倒そうとせず、やたらと巻き添えを増やしながら爆走する様は、 見ていて妙に面白かったが、今こうやって目覚めて冷静に考えると、 まるで駄目人間な主人公だと気がつく。 本当はこいつ、敵に立ち向かうのが嫌なだけなんじゃないか? 寝ぼけた頭で面白いと感じたものは、冷静に考えると面白いとは思えないものが多い。 さて。 夢は身体の状態と密接に関係しているという。 大昔何かのテレビ番組で実験をしていたのだが、寝ている人を針でつついたりすると、 冷たいものを触っている夢を見たりするんだそうだ。 全ての人が同じ夢を見るとは思えないが、睡眠時において何かしらの刺激が、 見る夢に関わっている事は事実なのだそうだ。 今日の事である。私はそんな変な夢を見て目が覚めた。 妙に身体が冷たい。寒さで目覚めたのだろうか。 見ると布団が引き剥がされている。私の寝相は、果たしてこんなに悪かったのだろうか。 と思ったら、隣で寝ていた嫁が布団を蹴っ飛ばしていた。 彼女は何が原因か分からないが、布団が熱くて仕方なかったのだろう。 だが私は寒い。仕方なく身体を起こし、布団をかけなおして再び眠ったのだが。 こんな寒い思いをしたから、あんな寒い夢を見たのではないだろうか。 この話、ストーリーだけでなく、主人公の設定まで詳しく覚えてしまっている。 彼は既婚者であり、しかも大富豪である。そして非常にナルシストであり、 彼のダンスステップが玄関の鍵になっていた。身体の調子が悪いときや、 うっかり忘れてしまったときはどうするのだろう。つくづく阿呆な設定である。 さらに富豪であるのにホテルに泊まる際、お食事券がついていなかったと、 旅行会社に当り散らしたりするなど、非常に横暴な主人公だった。 出来る事ならもっとまともな夢が見たいと思う。
by unnyo8739
| 2006-11-16 14:13
| 日誌叙情駄文
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