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「治るなら手段は選びません」 精神科だか何だかに言ったとき、 医者の人だかカウンセラーの人だかに私の放った言葉。 後から考えたら、こんなふてぶてしい台詞を吐く人間が、 そうそう欝などになるわけないと思うわけで。 一応予約をしていたので、再び医者を訪ねてみた。 「クスリを飲んで調子はどうですか」 「吐き気で死にそうです」 先にも書いたけれども、私はどうやら自律神経失調症の可能性が高そうだ。 話をしているうちに、欝ではなさそうと言う話になる。 肩こりが酷い事、朝フラフラしてしまう事を告げると薬を出すという。 最近の精神科は、自律神経失調症の薬も処方してくれるらしい。 「吐き気が出てくるクスリと、眠気が出てくるクスリがあるのですが」 「眠気でお願いします」 そのまま処方箋を貰い、薬局にてそれを提出。 薬剤師のおばはんが言う。 「これは不安と緊張を取り除くお薬で……」 ちょっと待て、欝のクスリじゃないんじゃなかったのか。 話を聞いていると、筋肉をほぐす効果もあるという。 筋肉をほぐすというよりも、不安とか緊張を取り除いて、 筋肉をダラダラにするクスリって言うほうが正しいんじゃないだろうか。 一抹の不安を覚えたが、一応試してみようと思い、服用してみた。 病院に行ったのが土曜日のお昼。 日曜日に目覚めたのが夕方の16時。 まじか。ありえねえ。 いくら休日とはいえ、ここまで寝過ごしてしまうと、まさに一日を、 いや、貴重な人生を無駄に過ごした気になってしまう。 なんてこった。これもクスリの効能なのだろうか。 前日いや、本日か。 寝たのが午前7時だった事は棚に上げ、ひたすらクスリに悪態をつく。 私はきっと間違っていない。
by unnyo8739
| 2006-02-20 17:19
| 日誌叙情駄文
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