|
昨晩友人がやってきた。 前日より、一緒に酒でも飲むかという約束をしており、 合流した後、だらだらと食事をしながら近況を語る。 この友人と私との付き合いがもう、何年位になるだろう。 大雑把に考えても、25年は一緒にいるんじゃないだろうか。 激しく腐れ縁の友人なのである。 親同士が知り合いということに始まり、幼稚園から小中高と全て同じ。 その後他の友人らが、関西方面に就職だの進学だのをする中、 私は東京の専門学校に行く事になった。 流石に東京までは来ないだろうと思っていたが、 何と就職先が東京だという。 ここまで糞長い付き合いになるとは思わなかった。 彼は今夜私の部屋に止まる予定だったのだが、 電車で来ればいいモノを、わざわざ車を使ってやってきた。 駐車場代を見て悶絶。ホテルに泊まるくらいの金額なのだ。 都内を舐めてはいけない。 何とか安い駐車場を見つけ、そちらに車を移動。 そして食事に出かける。 二人昔話に花を咲かせ、 自分がいかに老けたかを思い知り、深くへこんだ。 で、この友人なのだが。 最近忙しさのあまり、ほとんど眠っていない生活をしていたらしく、 自業自得というべきか、インフルエンザに倒れた。 そのため、4日ほど仕事を休んだのだそうだが、 話を聞いていると、生活に改善が見られたように聞こえない。 「最近3時間位しか寝てないんじゃないかなあ」 私など、8時間以上の睡眠をもって尚、眠り足りないというのに。 こいつ、そろそろ河の向こうから手を振られているのではないだろうか。 それはそれ、これはこれと思い、熱燗を染みる。 程よく酔い、食った後、当初の予定通り彼は私の部屋に泊まったのだが。 考えたらこいつインフルエンザだったんじゃないか。 大丈夫か私。私は体力気力ともに、常人よりも少ない事が自慢なのだぞ。 しかし、彼はそんな事など気にも留めず、だらだらする事、気がつけば午前3時半。 やばい。私は朝起きる自信が、まったくない。 ああ、明日が面倒くさい。地震の一つでも起きてくれないだろうか。 明日の事、つまり寝なくていいのかという私の心配をよそに、 会社にどういう道順で行けばいいか悩む彼。 ネットで検索をした末、 「やっぱ会社の近くのデニーズで夜を明かすわ」 と言って去っていった。 ああ、デニーズの駐車場はタダだしなあ。 すげえバイタリティ。
by unnyo8739
| 2005-11-30 16:07
| 日誌叙情駄文
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||