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どこぞのラノベ作家が過去に発言していたヘイトスピーチのおかげで、アニメは中止になるわ本も出荷停止になるわと、まあ散々な話になってしまったのだと。 そういえば最近は某国に対してのヘイトがどうこうで、youtubeにおいても大分動画が削除されたという話も聞いた。 確かにヘイトな発言や言動はよろしくないだろう。 よろしくはないが、最近は発言や思考、表現の自由が何処まで認められるか、というのも問題になっているとか。 当人がどういう思想を持っていたとしても、それは一応思想の自由というものの元に保証されていたんじゃなかったっけ。 某国みたいにテロが起こったりする事もあるだろうが、言いたいことを言う、思いたいことを思うという事が許されないのなら、戦前のそれに近い状態になるんじゃなかろうか。 その結果がどうなるかは置いておいたとしても、だけど。 今回の件もしかり。 しかし。 今日日は弱者である事が最大の力であるという、よく分からん時代である。 自身を被害者であると定義すれば、その時点で正義を得たも同然になる。 自分は絶対的に許されるけど、相手は絶対に許されない、許さない。 そういうのはよろしくないんじゃないかと思うのよね。 それこそ弱者であることを盾にした一方的な正義であり、方々からの反感を買うだけの話になると思うのだけど。 中にはその盾に便乗して陰から騒ぐ人も居るだろうけどね。 そして、それを己の利益とする為に、敢えてそういう立場にいようとする人もいるという。 海外においてもソーシャルジャスティスウォーリアーとか言われる人々が煙たがられているんだっけ。 っていうか。 日本でこの問題を出すと、大抵隣国とのそれにほぼ限定されるというのは何とも。 他の国の、例えばアメリカなんかでの黒人差別とか、そういうモノとかはどんな風に考えられているんだろう。 何処で見たのか忘れたけど、主人公が時空移動だかなんだかして、別の世界に飛ばされた。 そこではごく自然にヘイト的発言がなされていたが、発言者も受ける方もごく自然に受け流しているという世界であった。 差別的発言もまた個性、個人を尊重する事が至上である、みたいな内容だった気がするが、覚えていない。 そういう世界が良い物かどうかは定かではないが、現状のあっちこっちに飛び火して分けの分からなくなっている状況よりは、多少はマシなのかも知れない。 まあでもそういう世界はまず間違いなく訪れないから、考えるだけ無駄とも言えるのだが。 何にしても。 世は面倒くさい時代になったようだ。 一昔前はこんなに騒がれることもなかったような気がするのに、これもネットの普及の弊害なのだろうか。
by unnyo8739
| 2018-06-08 13:00
| 日誌叙情駄文
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