|
娘が唐突に、「このDVDを買って欲しい」と言ってきた。 一体何かと問うてみると、「道徳の時間に流れたアニメ」であるそうな。 道徳の時間に流れるようなアニメであるのならば、悪い影響などはあるまい。 ということで購入の許可を嫁に伝えた。 で。 早速それが届いたので、親子3人で視聴することに。 あらすじとしては、どこぞの田舎で生まれたホタルのピピは、生まれつき羽に障害があるらしく、飛ぶことが出来ずにいた。 それにより苦悩するピピと、その友人たちの物語。 と言うと、結構ハートフルな感じの話かなと思えるのだがしかし。 内容としては結構ハード。 具体的ないじめ描写のようなものはあまりない。 ほぼ主人公ピピの心理描写がメインとなる。 前半部分はそんな感じで、確かにいじめや何かを考えさせられる内容になっている。 が、物語の後半は唐突にエンターテイメント色が強くなり、やたらハードな冒険の話になる。 劇中でピピに、「僕は何もしてないのにどうしてこんな目に」みたいな台詞があるのだけれど、それが物語後半になると、「僕」が「僕達」あるいは「一族」に至るまでの範囲でひどい目にあい、何とも言えぬようになる。 ちなみにwikiによると 1967年ごろ、富山県の小学校教師であった小沢が、「いじめをなくそう」と思い、学級新聞にホタルの童話を書いたのが始まり。しかし第1回となる物語の内容そのものにはいじめを示すような内容は登場しない。あくまでも「他とは違うホタル」の心情を描く事で「いじめられる子ども」の心情を暗喩させ、その心をイメージさせて自らが「いじめられる子ども」の気持ちや立場を理解できるようになることを目的とした物語として執筆されている。 そんな背景があったんですねえ。 確かにドロドロした話はほぼ無く、基本的に皆良いやつとして描かれていたなあ。 それにしても。 娘にこの道徳的な話の本質は通じたのかどうかが微妙。 後半のエンターテイメントの部分が面白かったから欲しがった、そんな風に見えなくもないのが何とも。 微妙に「ガンバの冒険」みたいな話になってるのよね。 そのうちこの物語が本当に言いたいこと、というものが伝わるようになるのかしらん。 どうでもいいけど、このアニメ地味に声優が豪華。 でも当時は皆若かっただろうから、言うほど豪華ってわけじゃあなかったのかな? よく知らんけど。
by unnyo8739
| 2017-06-13 11:00
| 娘観察日記。
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||