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私が人生で初めて買ったフィギュアは「figma」というシリーズで、「泉こなた」というキャラクターだった。 それまでフィギュアには「特に興味がない」という感覚であったのだが、この一体を買った後、堰を切ったように手を出し始め、気がつくと結構な数が手元に集まってしまっていた。 その結果、仕舞う場所にも苦労し始め、結局何年か前に手放すことを決断。 全く自分の収集癖にはとんと呆れざるを得ない。 だが、「ねんどろいど」というシリーズにある、「東方プロジェクト」というキャラクターのフィギュアだけは残す事にした。 値段もそれなりで、サイズもさほど大きいモノではないし、これくらいならいいかと思ったのだ。 で。 そのまましばらく経った後、幼い娘がこのフィギュアに目をつけた。 彼女は「東方プロジェクト」を知っているわけではないのだが、YouTubeなどに「ゆっくりれいむ」と言った感じで「東方プロジェクト」のキャラクターが使われているために興味を持ったらしい。 その時は飾っているモノを見るだけで、特にどうということはなかったのだが。 先日、件のフィギュアの新作が発売されたので購入。 開封せぬままベッドの上に放置していたら、娘がそれに気づく。 「ねえねえ、これ開けようよ。この子の妹もあるんでしょう、これ出そうよ」 「何でお父さんはこういうお人形集めてるの?」 「この子とこの子は姉妹なんだよ、この子とこの子は友達なんだよ」 以前の幼い頃の娘と違って、今の娘はもうちょっと成長していたようで。 興味の持ち方も以前とは違い、かなり積極的になっていた。 「いいよ、別に遊んでも。飾っておくだけよりもいいんじゃないかな」 そう思う私が居る一方で、 「壊れたらどうしよう。汚れたらどうしよう」 と、娘の手に渡したくない自分が居る。 多分渡すと思うんだけどさ。 でもこれがもうちょっと成長したら、もうちょっと大人になった娘が見た時、今度はどういう言われようになるんだろう。 「大人なのにこんなの集めてキモい」 とか言うようになるんだろうか。 まあいいけどさー、いいけどやっぱりどうにかするべきなのかしらん。
by unnyo8739
| 2016-09-02 11:00
| 日誌叙情駄文
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