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件の北海道の置き去りの事件なんだけれども。 いろいろ憶測が飛び交う中で何とか無事に見つかって良かった良かったという話だが。 まあ、後になって出てくる話を聞いてると、実に何とも言えぬような状況が見えてくる。 事の発端は小二男児が人だの車だのに石を投げるとかいう、ちょっとそれはどうなのよ的な事に対して、父者がブチ切れしつけということで山に置いてくる、ということになったわけで。 しつけとしても、それはどうなのよ~的な風にいう人もいたかと思えば、「これは虐待だ」とまで言う人もいた。 が、後のニュースを見ていたら、この小二男児、かなりの悪ガキだった模様。 大和くんを知る保護者は「卓球で145回もラリーが続いて表彰されたこともあり、ずぬけた持久力がある。 ダンスや野球、サッカーも得意で体力があり余っている感じ。 また、できる子の答案の名前だけ消して自分の名前を書いて提出しちゃうような“ちゃっかり屋”だけど、思わぬ方法で高得点を取る発想力もある」と指摘。わんぱく少年ならではの体力と知恵が生存の大きなカギとなったのかもしれない。 東スポ ソースが東スポなので、実際はどうだかわからないけど、もし本当にそういうことを平気でやっちゃうような子だったらそりゃ父者も切れるよなあ。 ちょっとばっかり厳しいしつけを行おうかという気にもなるわ。 が。 それは置いておいたとしても、小学二年生が6日間もあの状況下で無事であったというのは実際大した話であることには変わりない。 私の娘も小学二年生だが、仮に同様の状況になった際、同じようにサバイバルできるかというと無理だと断言したい。 先日授業参観があり、娘や他の児童の様子を見てきたんだけれども、どう考えても彼らにこのようなサバイバルが出来るかと問われたら「多分無理」と答えざるを得ないと思った。 それくらい小学二年生なんてまだまだ子供なのだ。 親に甘えたい盛りのお子ちゃまなのだ。 故にこそ、置いて行かれた際に父親の車を追いかけるのではなく、まったく別の道へと歩を進めるという事をするこの少年の精神は一体どうなっているのだろうと思わざるを得ない。 さて。 少年の話は置いておいて、今度は父者、いや、両親達へ目を向けてみる。 以前にも日記で書いたんだけれども、私が娘とはぐれてしまった時、どうしようもないくらい動揺して恐怖した。 しかしはぐれた場所は、まだ迷子センターもきちんと設置されており、イベント会場もさして広くない場所でもあったから、遅かれ早かれ合流することはできていただろう。 そんな状況下であっても心理的負担はとんでもなかったのだ。 誰もいない山の中、滑落の危険もあれば熊に出くわす危険もあるような、そんな状況で我が子とはぐれてしまった親のストレスたるや、もう察するに足りない。 まさに眠れぬ日々を過ごしていたのではないだろうか。 ニュースでも流れていたが、婆様か誰かの子供を探す悲痛な叫び声を今でも覚えている。 全ての親がそうでないのは哀しいことだが、親にとって子供は本当に絶対な存在なのだ。 無償の愛というものが有るのだ。 今回は本当に良い結果になって良かったかと言える。 が、今回のことがあったことで、男児が甘やかされてしまわないことを願う。 やっぱり怒られるべきときは怒られるべきだよなあ。 それが悪ガキであったのなら尚更に。 ま。 大々的にニュースになったとはいえ、他人様の家の事情でここまで言う私も大概な人間であるかしらん。 これが対岸の火の上から目線というやつなのだろうか。
by unnyo8739
| 2016-06-06 13:00
| 日誌叙情駄文
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