|
今更だけれども放置していたアオイホノオを見終わった。 途中まではしっかり見てたんだけれども、子供がテレビを占拠するようになったことや、嫁の都合やらでなかなか観ることが出来なかったのだ。 面白かったなあ、これ、本当に。 下手したら原作より面白いんじゃないかとすら思えたくらい。 私が島本作品に一番最初に触れたのは、炎の転校生とかじゃなくて、「仮面ボクサー」だった。 何かアホな漫画だなあとか思いつつも日々が過ぎ、次に出会ったのが「燃えよペン」。 これは色々心に響いて面白かった。 その後「吼えよ~」や、本作「アオイホノオ」に繋がっていったことを考えると胸が熱い。 話は戻って「燃えよペン」で島本作品にどっぷりハマりたかった私だったが、実際に読めたのは「逆境ナイン」だけだった。 当時はネットで探すとかなかったからなあ。 それにしても。 この作品における、というか島本作品における一番の盛り上がりは「挫折からの強引な立ち直り」だと思う。 言ってることは無茶苦茶なんだけれど、何か納得させられてしまうパワーが有る。 というか、パワーで強引に押し切られる感じというべきか。 それもまた魅力であると言い切れるのだけれども。 それにしても。 「俺は絵が下手なんです!」とか劇中で言ってたけれど、時代背景とか合わせても明らかに上手いよなあ。 今はそこら中見渡してみれば上手い人だらけになっちゃってて、それこそ「上手い」の基準が所在不明な感じになってるけどさ。 「敢えて描かん!」とか言ってるシーンもあったけれど、何だかんだ作品を完成させて日の下に晒してるわけで。 ファッション感覚で漫画描いてた感じの人に比べたら、すっごい高いレベルにいたんじゃないかと思う。 それとも昔は、あの場所ではそういうのが当たり前の感じだったのかしらん? それにしても。 テレ東のドラマはきちんと原作に対するリスペクトがあっていいなあ。 作品に対するこだわりが素晴らしい。 変に原作改変するドラマばっかりな印象があるから、なおさら輝いて見えるね。 物凄い今更だけど、本当に面白かったわあ。
by unnyo8739
| 2014-12-25 13:00
| 日誌叙情駄文
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||