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ということで妖怪ウォッチを観てきた。 今回入場特典として妖怪メダルが配られるっていう話で、流石にもう手に入らないかなと思っていたんだけれども無事入手。 そりゃ500万もあったら入手は容易だよなあ。 ということで早速感想としては。 何というか物凄く子供心っていうものを意識して作品を作っているように思える。 ポケモンに比べて視点が子供のそれになっているんだよね。 だからしょうもない下ネタだったり、あるいは天丼(同じネタ・ギャグを二~三度繰り返して笑いをとる手法)だったりとか、大人もそうだけど、何より子供が笑える事が大前提にされている気がする。 まあ時々本編アニメではものすっごい古いネタやったりするんだけれども。 物語の進行上のご都合主義的展開も、登場人物によってメタ的な、観客がツッコミを入れるだろう点を丁寧に回収させ、「何だかよくわからんけどまあいいや」と思わせる事に成功している。 当然というべきか、登場人物それぞれの個性・ネタも、実に丁寧に作られている。 一番それを深く感じるのが主人公のケータ君。 彼は本当に「何の変哲もない普通の現代っ子の少年」なんだよなあ。 子供的にもシンパシーを感じたりする分があったりするんじゃなかろうかしら。 それとも大人の勝手な深読みかな? 物語としては。 基本的に王道的展開なんだけれども、例えば旧ドラえもんとかポケモンのように、割とシリアス染みた展開にも邪魔にならない、むしろテンポの良い形でギャグが込められており、観ていて飽きない作りになっている。 用意した伏線もきちんと回収していく丁寧さ、メタ的ギャグをこめつつの進行、そして変にアーティストを使わず、あくまでゲラゲラポーを用いてOP、EDを作ることにも好感をもてる。 あくまで妖怪ウォッチはこういうものなんだよ、というこだわりのようにも感じる。 と。 もともとのアニメに関しても物凄く私的評価の高い妖怪ウォッチだったこともあり、映画のそれも物凄く評価は高い。 私は同じ作品を映画館にて二度三度観ることはあまりないのだけれども、これはまた観に行ってもいいと思える。 いや、それにはもう一つ理由があって。 今回家族でこの映画を観に行ってきたんだけれども、どうも娘の集中力が微妙だなあと思っていたら、なんとまた風邪を引いていたようで、38度と高目の数字が出ていた。 そりゃあ観ているだけでもしんどいわ。 きちんと観れたかどうかも怪しい。 ということで、もう一度連れて行ってあげたいと思ったのである。 私が観たいっていうのも結構なウエイトだったりするけども。 ということで。 二度も同じことをいうけれど、これはかなり完成度の高い作品。 是非映画館に足を運ぶことをおすすめする。 キャラ物であることから、キャラクターを知っていないと分からないように感じるかもしれないが、だいたい大丈夫であると思うので観に行くべき。 あ、そういえば。 この作品、ゆるキャラのくまモンとコラボしているようで。 基本的にそういうキャラはものすっごいチョイ役に使われることが多々なんだけれども、本作においてはきちんと活躍の場面が与えられている。 それはわりと珍しいことなんじゃなかろうかしらん。 まあそれでも物語の本編に絡むかって言うとそこまでじゃないけどね。 あと、片岡愛之助さんの声の演技もまた素晴らしいものであった。 この人ちょっと前にも鎧武の映画に出ていたけれど、こういう子供向けのものに対しても興味があるんかな。 すごく丁寧に仕事をしていて高感度が。 志村けんとAKBはわりとちょいの役だったけど、志村けんのはもうちょっと見てみたかったなあ。
by unnyo8739
| 2014-12-24 10:00
| 日誌叙情駄文
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