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先日は娘の運動会であった。 台風が接近していることもあり、天気の心配がされたが何とか乗り切ることが出来た。 聞けばこの日は日本のそこら中で運動会が開催されていたらしく、胸を撫で下ろしたのは私達だけではなかったようだ。 残念ながら直撃の地域もあったかもしれないが。 運動会もこれで3回目となり、いよいよ幼稚園最後の運動会となった。 来年からは小学校での開催となるのか。 何とも感慨深いものがある。 で。 この運動会の後、皆でハピネスチャージプリキュアの映画を観に行ってきた。 以降はその感想。 今回の映画は何より作画に気合いが入っており、変身バンクよりも絵が綺麗という何ともいえぬ状況。 いや、絵も勿論だけれども重要なのはお話である。 絵はついでにすぎない、と言いたいが、この気合いの入った作画を見るとやはり絵は重要なのだなあと言わざるをえない。 ざっとあらすじを言うと、幻影帝国によって希望を断たれた少女を利用して、さらにエグいことをしようとした幻影帝国の敵がプリキュアに倒される、といった感じ。 で、この幻影帝国の幹部、というかオリジナル敵がまあ何とも外道なわけで。 普段の三幹部の、わりとのほほんとした感じの悪行じゃなくて、本当に酷いことをやっていた。 嫌がらせじゃなくて絶望を創りだす、って感じで。 まあそれだけだったら「ただの酷い敵」なわけなんだけれども。 今回の話はめぐみのその能天気さみたいなところにも切り込まれていた。 何気ない一言、何気ない行動が、実はとても人を傷つけていることがある。 現在本編でもその意図しない悪意的なモノを振りまいている彼女だが、今作映画において、それに直面させられるわけである。 んでまあ色々なんやかんやあるわけなんだけれどもそれより。 改めてその話を書こうとして直面させられる、「自分がめぐみをあんまり好きじゃない」という事実。 それは彼女が「穢れを知らぬ幸せな子供」に見えるからなのだ。 そのあまりの無垢っぷりに、汚れに汚れた私は視線を合わせることができなくなってしまっているのだ。 だって。 この映画を見るちょっと前に、「Fate/Zero」という正義とか幸せとか、そういうものに対してなんやかんやある作品を見てしまっていたんだもの。 そして「全てを救えるわけないよね」とか厨二的に同意してしまっていたんだもの。 もうダメだ、私はもう真っ直な人間じゃあなくなってしまっている。 理想を抱く人に対して「そううまくいくわけないんだよ」とか言ってわかった気になっている嫌な大人になってしまっている。 とまあ。 そんな感じで1人絶望してしたりしたんだけれども。 クライマックスのシーンでのキュアラブリーの姿を見て、「キュアハートさんなら」とか思ってしまった私は潜在的にヒーローというか、救いを求めているのだなあと気づいた。 世の理不尽やら何やらに、問答無用に「No」と言ってくれる人を求めているのだと気づいた。 まあキュアハートさんは常に、自らの足を持って他者も自らも救い上げる人だったりしたのだけれども。 ともあれ。 何だかんだ阿呆のようなことを書いたけれども、感想を一言でまとめると「面白かった」。 何だかんだプリキュアにしても何にしても、子供向け番組って実は大人向けのそれよりも面白い気がする。 それは単純に私の好みであるだけかもしれないけれども。 実際下手な恋愛愛憎劇なんかよりもずっと面白いと思うんだけれどもなあ。 まあ私が恋愛劇嫌いなだけかもしれんけども。
by unnyo8739
| 2014-10-14 15:59
| 日誌叙情駄文
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