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そんなこんなで祖母が他界し、通夜だの葬式だののために田舎の方へ帰省していたのだけれども。 いやぁ、やっぱり田舎はあれだね、何もしてなくてもスマホの電池がもりもり減っていくね。 気がついたら電池切れそうとか言われてて、ああ、改めてここは田舎なんだって思い知ったね。 そんなわけで通夜。 と言ってもこの辺は父母がよいこらやってしまうため、私たちは特にこれと言ってすることがない。 適当に飯を食って、家に帰って寝るだけという、別に居ても居なくてもいいんじゃないかなと思うような…あー、でも坊さんが念仏唱えるときは居なくちゃいけないから、やっぱり居ないといけないのか。 私実はあんまり通夜葬式、冠婚葬祭の段取りってよく知らないんだよね。 結婚式の時も式場のスタッフがいいようにやってくれた中でやたらニヤニヤしてれば良かっただけだし。 こんな事を言うのは実に不謹慎極まりないけど、実母実父が他界した時とか、私きちんと喪主を務めることが出来るのかしら。 それともこれも、病院とかに葬儀屋さんが勝手にやってきて、後はいいようにやってくれるものなのかね。 何ともはや。 そして葬式。 夏に買った礼服が地味にきつい。 私の身体はまだ成長を続けているというのか。 おそるべき新陳代謝能力だ。 って言うか。 葬式ってもうひたすら朝から晩までずっと飯を食うか酒を飲むかするばかりだったので、非常に胃に負担を感じた。 胃薬を大量準備していってよかった。 もしこれがなければ、私が胃を悪くして病院送りになっていた可能性も否定出来ないだろう。 いや、本当にビールとか久しぶりにあんなに沢山飲んだわ。 でもちっとも美味しいとか思えなかったのはやはり葬式という場のせいかね。 だって婆様亡くなった場だし。 テンション上げて行ったりしたらつまみ出されちゃうね。 そして葬式も終了。 次は納骨ということになったのだが。 その際、何かこの地方特有の風習なのか、墓の前で皆で酒を飲みながら歌と踊りで送るというものがあるようで。 真っ暗な墓場でLEDランタンの明かりの下、それらが流れていくさまは何とも言えぬ、言葉にしがたい何かがあった。 幻想的って言うほどでもないしね。 何かダラダラっとした感じかって言うとそういうのでもない。 そんなわけで葬儀終了。 そのまま私達家族は温泉に行ったり、友人宅へと遊びに行ったりして少しのんびりした。 よく分からん飯、酒ばかり食っていたせいで、友人宅で出された昼食の何と美味かったこと。 式典のそれよりも家庭の味だよな、やっぱり。 疲れた胃が癒されていくような感覚を覚えた。 でもちょっぴり食べ過ぎたような気もしなくもなかった。 しかし。 これにて父方母方共に祖父母は皆逝ってしまったか。 やはり寂しいというか哀しいというか。 そう言う気分は避けられぬ。 どうしても10年先、20年先の事を考えてしまわざるを得ない。 自分が歳をとって、母とか父が身体が悪くなって、一人になったりして、とかな。
by unnyo8739
| 2012-12-17 09:50
| 日誌叙情駄文
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