夢。

起きた拍子に殆ど忘れてしまったけれど夢をみた。
確か、何処かのマフィアっぽいのと抗争する夢で、妙に使い勝手の悪い銃を使って何人かを撃ってみたものの、全く弾が出ている気配もなく、そのくせ最後にはマフィアっぽいのの親玉を撃ち殺した後自分も拳銃自殺するという変な夢だった。
ちなみに口の中に銃口を入れて引き金を引く死に方。
のどに痛みのようなものを感じながらフェードアウト。
実際はそれどころじゃないと思うんだが。
その死に方だと脳幹撃ち抜きで即死だと思うし。
まあ何とも変な夢だった。

その後夢占いみたいなものをしてみたところ、人を殺したり自殺したりする夢は、大きな変革による幸運の前兆とかそんな掲示であったのでちょっと期待。
でも夢ごときでその後の展開が大きく変わるなんてことはありえないと思うが。

それにしても、ここ最近やたらと夢を見ているような気がする。
おかげで寝起きが悪い。
疲れているのだろうか。



娘は2歳になり、それなりに喋るし遊ぶようになってきているのだけれども。
未だに夜泣きのようなものをする。
何が原因で夜泣きするのかは不明だが、もしかしたら夢でも見ているのかも知れない。
しかし子どもが、いや赤ちゃんが見る夢というのはなんだろう。
前世の記憶、などとロマンチックな話は置いておいて、やはりお腹が空いたとか父母がいなくなったとか、そんな内容の夢でも見ているのだろうか。
どのみち夜泣きをすればする程に、嫁の体力が削り取られていくので何とかして欲しいと思う。
ちなみに私は真横で娘が泣き叫んでいても、平然と朝まで爆眠するようになってしまった。
これはいいことなのか、悪いことなのか。

話はまるで変わるのだけれども。
先日家族で飯を食べた際、母から恐るべき事実を聞かされた。
「あんたは赤ちゃんの時、ベッドから落ちて鎖骨を骨折したのよ。後ストーブで手を大火傷もしたのよ」
まぁじでぇ。
私そんな記憶まるで無いんだけれど。
相当小さい時の話なんだろうか。
それはまあいいとして、私は今までの人生で一度しか骨折したことがないと思っていたのに、実は二回骨折をしていたのか。
（中学生の時に交通事故で左手首辺りを折った）

ううむ。
子供の頃の記憶なんて本当に失われて（心の何処かで覚えているのかも知れない）しまうものなんだなあ。
と言うことはすなわち。
現在娘は私が仕事から帰宅すると「あ！　とうたんだ！」などと言いながら私の足にしがみついてくるのだが、これもいつしか失われた記憶となってしまうのか。
そして最終的に「お父さんの洗濯物と一緒に洗わないで！」とか言われるようになってしまうのか。
なんてこった。

ああ。
そんな現実みたくない。
むしろそれこそ夢であって欲しい。
訪れない事実であって欲しい。

って言うか。
私が高所恐怖症なのは、ベッドから落ちたときのことがトラウマになっているからなんだろうか。
あり得なくない話だが、実にどうでもいい話でもあるな。
そんな私のささやかな希望は、一度でいいからバンジージャンプをしてみたいということだ。
高いところに行くと腰が抜けてしまうんだけれども、そのうち恐怖からの逃避モードに精神が移行して、飛び降りてしまいたい衝動に駆られるのだ。

死ぬのになあ。
嫌な衝動だなあ。