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先日借りてきたDVDの中に、「シンケンジャーvsゴーオンジャー」がある。 私はゴーオンジャーを見たことがなかったので、借りる際どうしようかなと少し迷ったのだが、これも機会だと思い借りてきたのだ。 で、先日嫁と見たのだけれども。 想像していた以上に面白かったことに感動。 ゴーオンジャーちょっと見たくなっちゃったくらい。 でもやっぱり私は侍戦隊のびしっとした感じが好きかなあ。 ていうか、私は基本的に時代劇が好きであり、侍戦隊とか壮大なおふざけだけれど、こう、何か痺れるものがあったのだから仕方が無い。 面白いものは素直に面白いと言う、これが私クオリティ。 そこに個人的な好みを加えると、まあ結構偏るんだけれど。 それにしても。 この手のvs物は必ず次戦隊がヘルプにやってくるお決まりがあるんだけれども。 ゴセイジャーちょっと強く描き過ぎだろう、常識的に考えて。 実際に本編を見たら、「なんとかなるなる」っていうお気楽集団なのになあ。 まあそんなお気楽集団と、やたら固い侍戦隊とのコラボ作品が現在放映されているんだけれども。 今回のこのゴーオンジャーvsシンケンジャーを見て、物凄く観に行きたい衝動が強くなった。 流石に戦隊物を大人が一人で観に行くのは辛いかなあと思ったんだけれど、面白そうなんだから仕方ない。 って言うか、子供向け番組だからと見下す輩は一度きちんと見てみるといい。 今の戦隊物も仮面ライダーも物凄く丁寧に作ってあって面白いんだから。 子供向けだけあってストーリーはシンプルだけれど、大人が見ても楽しめるくらい深みがあったりするし。 とりあえずイケメン俳優と若手女優の恋愛ものやっとけばいいや的なドラマよりはよく出来ていると私は強く言い切ってやるぞ。 大河には負けるかも知れないけれど、負けない部分だって沢山あるんだから。 うん、個人的に、所謂トレンディドラマとかそういう類のドラマは嫌い。 だからかなり偏見を持って見てしまうのは否定しない。 面白いものは面白いと思うけど。 でも、ただドロドロするばかりで何がしたいのか分からないドラマをさして「面白い」なんて言いたくないじゃない。 ああ、でもしかし、ドラマをさしてドロドロするばかり~とかいうフレーズを使ってしまう私は、それに対して何かトラウマでもあるんだろうか。 それとも単純に食わず嫌いなのか。 ううむ、まあどうでもいいか。 しかし。 何だって私はこの歳になって仮面ライダーとか戦隊物を見ているんだろう。 少し考えてみた。 そしてひとつの事実に突き当たる。 私、子供の頃、仮面ライダーも戦隊物もまともに見たことがなかった。 ライダーは小学生の頃の夏休みに再放送がやっていた奴を断片的に見るに留まっていたし、戦隊物に至っては、帰宅の時間と放映の時間の都合で全く観ることが出来なかったに等しかったのだ。 だから今になってその反動が出てきたのではないか。 というのはちょっと無理があるか。 けれど本当によくよく考えてみれば、私ってアニメも漫画も、特撮に到るまで子供の頃、全然見ていなかったんだなあ。 だったら何を見ていたかというと、何だろう。 思い出せないけれど、想像するにテレビはゲームをするためだけにあったのではないかと思う。 いや、待てよ。 あの頃大抵の子どもがそうだったように、私もそんなに延々とゲームをさせてもらっていた記憶はない。 ゲームは一日一時間! みたいな規制のもとに遊んでいたような。 だったら私って何を見て育ったんだ? ……妄想でもしてたのか? 特に小銭を持っていたわけでもなく、テレビを観ることもなかった私の遊びの一つとして妄想があったことは否定しがたい、というか未だに妄想はよく行う。 妄想だってよく言えば想像力だ。 色々とあって子供向けのそれを殆ど全うできなかった私に許された唯一的な遊び、それが妄想だった。 そう考えると今の、絵を描くことや駄文を書くことが好きな理由の一環となりえるかも知れない。 ああ、やはり人間は子供の頃の生活によって創り上げられるのか。 ぶっちゃけ。 これっていいことなのか、悪いことなのかよく分からない。 だが、現在における私の娯楽の根本になっていることは確かである。
by unnyo8739
| 2011-02-01 16:54
| 日誌叙情駄文
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