|
娘は私の部屋に来るのが好きであるようだ。 何故かは分からない、普段入れてもらえないからだろうか。 別段そんな事はないのだけれどなあ。 ほとんどドアは開けっ放しにしてあるし。 まあそれはそれでいいとして、私の部屋にはハンガーラックがあり、その下に一段の箪笥というか引き出しと言うか、まあそんな物がある。 そこにはシャツを作った時の残り切れ端であるとか、結婚式で使った手袋であるとかが仕舞ってあるのだけれども、娘はしょっちゅうをそこを開けては中のものを取り出し、散らかして行く。 別段それは構わないのだけれど、どうせ仕舞うのは私だし。 けれど思う。 何がそんなに面白くて布切れなどを取り出しては持ち歩くのだろう、マイ娘。 私も私でこれは怒るべきなのだろうか。 でもこんなくだらないことで怒るよりは、もっと例えば電気コードで遊んでみたりとか、カーテンの紐を首に巻き付ける遊び等に対して怒ることの方が重要だと思うのだが。 特にロールカーテンの紐を首に巻き付ける遊びは絶対にやめて欲しい。 死ぬから。 冗談抜きで死ぬから。 私は彼女が何を考えているのかよく分からない。 よく分からないが、彼女が何を訴えているのかなんとなく分かってしまう。 気がする。 自分がそう思っているだけの話なのかも知れないが、それでもそれに応えた時の娘の笑顔を見れば、「ああ、やはりこれが目的だったのか」と思わざるをえない。 これもまた親ばかとでも言うのか。 それは定かではないし、別に定かにする理由もないので気にしないことにする。 ここ最近の娘はだいぶ人見知りも減ってきたように思う。 先日嫁と私と娘の三人でお花見に行った際、見知らぬ人の側に寄って行き、あろうことかその人の弁当をつまもうとしていた。 単純に意地汚いだけなのだろうか。 腹が減っていただけなのだろうか。 まあ確かに食事はまだとっていなかったけれども。 それとは別に、宅配便の誰かしらが来た時も、たたたと走ってそれを出迎えるようになった。 この調子なら私の父と顔をあわせても泣き叫ぶことはないのではないかと想像する。 あれ、この文面前も書いたような気がする。 まあいいか。 子供は日々成長している。 昨日までで出来なかった事が、突然出来るようになったりする。 見ていて飽きない、と明確に言うことはできないが、(なんせ付き合う方は疲れてしまうのだから)それでもやはり子供は可愛い。 故にこそ、最近に聞く虐待の話などに激しく嫌悪感を覚える。 死ねばいいのにと思う。 親が。 自分の気分で弱い者をいじめるとかありえない。 この人間的弱者が。 そう吐き捨てたい気分にかられる。 そりゃ確かに疲れることもあるし、腹をたてる事もあるだろう。 だからといってそれを子供に向けるなど言語道断、腹を切って死ぬべきだ。 これは恥も外聞もなく、のうのうと生きてきた人間に対してのせめてもの慈悲だ。 本来なら斬首に等しい行為である。 ああ。 願わくばこのまま特に何の病気やら問題もなく、健やかに育って欲しい。 心の狂った恐ろしい人間に出会うことなく、幸せに一生を送って欲しい。 ところで。 この文章を打っている際、娘はキーボードをたたきまくっており、私が文字を打てない。 ちょっと勘弁して欲しい。
by unnyo8739
| 2010-04-14 18:05
| 娘観察日記。
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||