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娘が大変に元気である。 それはとても良い事であるのだけれども、同時にとても大変な事であったりもする。 はいはいから一転、歩き始めたのがいつ頃だったか。 つい2ヶ月程前であったような気もするし、もしかしたらまだ1ヶ月しか経っていないのかも知れないが、それにより彼女の行動は更にアクティブなものへとなった。 そこらへとことこ、あちらへとことこ、その歩く姿は実に愛らしく、同時にいつ転んでしまわないかと冷や冷やしてしまう。 しかしまだそこらを歩く程度であるのならばまだ可愛いもので、ここ最近の彼女は「テーブルの上に登ろうとする」のである。 丁度こたつの高さは彼女の足が届く範囲であるようで、その短い足をうんしょと持ち上げ、嬉々としてその上に登ろうとする彼女は実に危なっかしい。 登るだけならまだ兎も角、その上で立ち上がり、歩き出そうとするのだ。 そこから落ちたときの事を考えると、全く気が気でならない。 都度駄目だと言い聞かせてはいるのだが、流石にまだそれを理解するには至っていないようであり、何度も何度も登ろうとしては怒られる。 まさに目を離す事が出来ない状況という奴だ。 加えて、歩く事、立ち上がる事で広がった彼女の行動範囲、いや、手の届く場所という物は飛躍的に拡大しているわけで。 特にテレビは彼女のお気に入りなのか何か分からないが、テレビから距離を取り、大人しく見ていてくれるだけに止まってくれれば楽なのだが、話はそうも簡単にいかない。 ととととテレビの真ん前に歩き出していっては、画面に映る何某に手を触れようとする。 それだけならまだ良い、いや良くないか、まあマシなのだが、テレビ自体にあるスイッチを押そうとしたり、レコーダーに刺さっているB-CASカードを引き抜こうとしたりと、なかなかやはり目が離せない。 うっかり気を抜けば、コンセントに対して噛みついてみようとしたりと何とも危なっかしいことこの上ない。 都度嫁が割と怒気を強めて怒るのだけれども、全くの何処吹く風である。 ちなみに私はその怒気があまりに強く感じてしまい、「まあいいじゃないの」と彼女を庇ってしまったりするわけで、もしかしたらその原因は、私が彼女を甘やかせている状況にあるのかも知れないと思ったりもする。 言葉が分かるようになったらきちんと怒る時は怒ろうとは思うのだけれども、この調子でいくと無駄に甘やかせる状況が続いてしまうのではないかと思わざるを得ない。 それはそれでいいんだけれど。 子供の感性というのはよく分からない。 娘は布団を持ち上げてトンネル状にしたものに潜り込む遊びがえらくお気に入りであるようで、えんえんと泣いていても、それを作ってやると嬉々として潜り込んでくる。 そんな娘を見て、私も嬉々としてトンネルを造ってやるのだが、嫁は流石に毎度毎度それを要求される事に疲れ、拒否の態度を取る事がある。 すると娘は激しく泣いてせがむわけで。 可哀想なのでそれくらいやってやればいいのに、と思う私は多分嫁の苦労をあまり理解出来ていないのだと思う。 そう言えば娘は未だ言葉を話してはくれないが、彼女の催促の言葉だけは判明した。 「んば、んば」と言い出したら催促の合図である。 テレビの前でそれを言えば、すなわち何かテレビをつけろと言う事であり、布団の前で言い出せば「トンネルを造れ」という事である。 ちなみに飯をよこせという意味で催促を受けた事はない。 彼女は食べる事にそれほど興味がないのか、あるいは口の中に何かを(自分ではしょっちゅう色んな物を口に入れるくせに)入れさせられる事が嫌なのか、スプーンに食事を盛って口の前まで持っていってもなかなかそれを食べようとしない。 恐る恐る一口入れて、ようやく食べ始めると言った様相だ。 無駄に慎重派なんだろうか。 そのくせ先日、頭からタオルケットを被り、よちよち歩くという遊びを嬉々として行っていた彼女は、そのままタンスへと直進し、頭をぶつけてそのままぶっ倒れた。 その時の音があまりに大きく、激しかった為、私自身も物凄く動揺してしまったわけだが、それでも彼女は今日もタオルケットを頭から被って遊ぶのだと思う。 もう少し学習して欲しい。 ちなみに。 未だ夜泣きを続けるので、先日私の通っている鍼灸医さんの所で相談してみたところ、赤子用の針があるので疳の虫の治療をしてあげると言われた為、早速受けさせてみた。 それでもちょっとだけ夜泣きをしたようだが、以前に比べるとその頻度は少なくなったかも知れないように思う。 私は別室で寝てるから何とも言えないのだけれど。 このまま朝までぐっすり寝る子になってくれれば嫁も楽になるんだろうけどなあ。
by unnyo8739
| 2010-03-12 15:57
| 娘観察日記。
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