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って言う言葉がある。 人を見た目で判断しちゃ駄目であるという道徳的な意味を持つ言葉であるが、私は違うと思う。 ではどういう意味であるかというと、見た目に騙されるなと言う注意を促す言葉であると私は思う。 何がどう違うんだと突っ込まれそうなので説明をすると。 私から言わせれば人は外観でその人大体の性格を理解することができると思う。 特に顔。 顔は性格をそのまま映す。 同時に歩んできた人生そのものも映す。 つまり、人は見かけによるのだ。 しかし、馬子にも衣装という言葉があるように、人の見かけは化粧だの服だので誤魔化せてしまう。 羊の皮を被った何とやらを実践することができるのである。 故にこそ、人の見かけに騙されてはいけない。 そういう注意喚起を促す言葉として「人は見かけによらず」と言う言葉があるのだ。 見かけに騙されず、その本質を見抜く目が必要だと言っているのである。 私は絵を描くことが好きだ。 と言っても絵画的なものではなく、所謂漫画的なものである。 今更な話だが、それはまあ良いとして。 キャラクターの顔を書く際の話。 ちょっとキツイ性格をしているキャラクターを描く時は、やはりつり目であったりとちょっとキツそうな顔を描く。 逆に穏やかな性格をしているキャラクターを描く時は、穏やかそうな顔を描く。 そう、キャラクターの顔は性格を反映しているのだ。 そして同時に、そのコスチュームもまた性格に反映される。 活発なキャラクターは軽やかなコスチュームにて描かれる。 その逆もしたり。 つまり、人は見かけによると言う言葉をそのまま実践しているのである。 メガネをかけて、大人しそうなキャラクターは総じて真面目で冷静で頭がよいと位置づけられるのだ。 例外を述べるのならのび太くんくらいなものだろう。 と思ったが、メガネの意味するキャラクターは、最近では真面目とかそういう上記のモノだけではなく、例えばオタク的な性格だったり、内面的な性格と言うものを示すことも多くあり、その辺はメガネ以外の小道具にて設定されていくのだけれど、兎に角。 絵として描かれるキャラクターでさえ人は見かけによるのである。 その見かけどおりの性格をつけず、あえて別の性格をつければそれは、ある意味新鮮さを醸し出す場合もあるが、総じて抱く感覚は「違和感」である。 人間、持って生まれた顔と言うものがある。 しかし、その持って生まれた顔は成長とともに変わっていく。 それはその人の性格や、人生が顔に現れて良くからの証明なのである。 娘はそろそろ1歳になる。 これからだんだんその性格が顔に現れてくる事になるだろう。 美人になるべく必要な要素は、やはり穏やかさや笑顔であると私は考える。 彼女がそう言った顔になるように私たちは努力していかなければならない。 経済的な面や、学業的な要素を必死になって育てるだけではなく、彼女が常に笑みを絶やさぬ穏やかな顔に成長していくよう努めることこそが、最大の必要要素なのだと私は考えている。 具体的に何をすれば良いかは全く分からない手探りの状態であるが、それでも最大限の努力をしていこうと思う。 これは娘のための事柄であるが、同時に自分の顔を作っていく事柄でもある。 私にどこまでできるだろうか。
by unnyo8739
| 2010-01-15 11:50
| 日誌叙情駄文
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