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あらすじ。 ひとまずの合流を果たしてみたものの、02と鈴木はひたすらスト4にのめり込んでおり、それ程ゲーセンでの時間に興味のない私と友人Pは、彼らを放置して喫茶店でダベっていた。 何を話していたか全く憶えていないけれど、それでも適度に時間を潰してしばらく。 Pの携帯が鳴り響く。 どうやら私の知らないもう一人の参加者からの連絡である模様。 知らない相手であっても私はそれ程気にする事はない。 むしろ話を振っても全く無反応であるとか、そういう類の相手の方が辛い。 こちらが日本語で話しかけて、日本語できちんと受け答え出来るのであれば、何の問題もないのだ。 話をよく聞いてみると、その相手はまだ新宿にいるらしい。 秋葉原まで早くて30分くらいか。 中央線なんて滅多に使わないからどの程度かかるかなんてまるで覚えていないな。 しかし大体30分と踏んでおけば大抵問題はないだろう。 私はPと共に彼が到着するまでのしばらくの暇を潰すことにした。 程なくして秋葉原に到着したとの連絡が入る。 店を出る私とP。 とりあえず駅の方にいるとの事なので、私達も駅へと向かおうとしたのだが、早速真逆の方向へと歩き出すP。 流石の方向感覚だ。 実に頼りになる事この上ない。 溜息が出そうになった。 しかしこの携帯の相手はなかなかに頭がおかしいようだ。 そこでじっとしていろとPが喚き立てているにも関わらず、場所を二転三転している。 しばらく探しまわった後、ようやく顔を合わせたときは既に日が暮れかかっていた。 会う前から既に暮れていたけど。 ここで会ったこの初顔合わせの彼、以後彼を眉毛と呼ぶ事にする。 由来は眉毛が異常に薄い事からだ。 ほぼ眉毛がない状態にも関わらず、それでも眉毛と呼称するのは果たしてどうなのかと思うが、ずっと眉毛と呼んでいた以上眉毛と呼ばざるを得ない。 日も暮れかかり、そろそろ飲みに行くにはいい時間となってきたため、スト4にのめりこんでいた二人を呼び戻すことにした。 Pが携帯にかけてみたところ「お前らがこっちに来い!」などと言ってきた。 冗談ではない。 船頭が頼りになりすぎるこの状況下でその場に行けるはずなど有り得ない。 従って私は彼らに電話をかけ直し、とりあえず自分たちが駅前にいることを確認した上で「迷った」と連絡し、「迎えに来るべき」と指示をした。 そうでもしないと明らかに路頭に迷ってしまうのが明白だったからだ。 自らが移動する手間を惜しんだ訳ではない。 私は確実に最善の方法をとった。 迷った時はその場から動くな。 これは何事においても鉄則である。 合集した後そのまま予定していた飲み屋に向かうのかと思いきや、別のゲーセンへと連れていかれた際は本当にこいつらどうしようもないなと思ったが、実際どうしようもない連中であることを思い出して諦める。 しばらくスト4での敗北画面を見た後、ようやく目的の飲み屋へ。 向かう途中「居酒屋いかがっすかー」と兄ちゃんに声をかけられたが無視。 しかし気がついてみると、その兄ちゃんが示していたのは目的の飲み屋だった。 本当にどうしようもない。 程なくしてたどり着いた飲み屋でようやく乾杯の音頭をとる。 内容は初顔合わせでも再開でもなく、友人鈴木の就職祝いな辺りかなり適当だ。 だがそれがいい。 私はまだ腰痛が割と残っており、その辺で待たされた事、歩かされた事もあってかなり腰にダメージがあった為、壁側の席へと陣取った。 今だから言うが、結構痩せ我慢してた。 実際はとっとと横になりたい気持ちで一杯だったりする。
by unnyo8739
| 2009-12-03 15:41
| 日誌叙情駄文
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