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先日、友人宅にて細木数子の本を見つけた。 そういえば前にその友人は、あまりにもその占いが当たるんだと 私に電話で語った事があったことを思い出した。 何気なく読んでみたところ、どうやら私の手に取った本は 私の運勢を書いてあるものとは別のものらしい。 さほど分厚い本でもないのだから、全部一まとめにすればいいのに。 憤りを覚えた。 それより何日か過ぎ、つい昨日の話。 私はいつも乗っている電車を乗り過ごしてしまった。 私の手前にたったおっさんのマガジンを覗き読みしていたのが悪かったらしい。 新宿より中央線に乗り、東京駅にて山手線に乗り換える時のこと。 ふと見たキヨスクに、件の占いの本があるではないか。 それは見事に私の星についての本であった。 惹かれるものがあったわけではないが、話のネタとして購入することとする。 最初のほうのページにあるうんちくを読みながら電車に乗り込む。 見事に電車は反対方面に進むものであった。 結局会社は遅刻こそしなかったものの、普段よりも10分程度遅く着くこととなった。 本によると、私は土星人(-)らしい。 地球にいながら土星人とは、両親もビックリするだろう。 ざっと目を通して、ポケットに本をしまいこむ。 もともと話の種程度にしか思っていなかったため、 帰りの電車に乗り込むまで、素でその本の存在を忘れていた。 存在に気がついた以上、暇つぶしとしては都合がいい。 電車に揺られながら本を読む。 思い切り、乗り換える駅を通り過ぎてしまった。 1日に3回も電車の乗換えをミスするとは、一体今日は厄日なのだろうか。 仕方なく先の駅に戻り、何とか家に帰った。 道中占いの本を読む。 「人間には大殺界とかいうのがあって、これはもうどうしようもない絶対なものなんだ」 私は占いが嫌いなわけではない、むしろ好きである。 しかしここまではっきり言い切ってしまわれると、大変不愉快になる。 運命はあくまで自分の力にて切り抜けたいと私は考えているからだ。 それに私は今日一日で、3回も電車のトラブルを起こしてしまった。 こんな日に、占いにて「今日は絶対大吉」等と言われても、説得力のかけらもない。 しかし、この本は平成17年からの運勢についてが書かれていた。 難癖をつけたかったが、ここは大人になっておこうと思う。 細木数子に呪われたらどうしよう。
by unnyo8739
| 2004-08-26 10:21
| 日誌叙情駄文
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