|
ここ最近私は早起きを心掛けている。 何でまた唐突に早起きを心掛けるようになったかというと、私が仕事から帰宅する時間には既に娘はお休み1時間前という状況であり、「こんな状況だと私が娘に忘れられちゃうお!」と嫁に訴え出たところ、「だったら早起きして遊んであげればいいじゃない」と言われたのである。 確かに今まで時間ぎりぎりまで眠り、そこからダッシュで職場に向かうという生活をしていた。 私は非常に朝が弱く、太陽の光を直に食らおうモノならば、そのまま気化して死んでしまいかねない勢いの人間である。 そんな私に朝起きろと言うのか。 これは事実上の死刑宣告のように思えた。 が。 人間というのはどうしても、いや、人間というか親という生き物と言い換えるべきか。 親というのはどうしても馬鹿になってしまうモノであるようで、私も例に漏れず「そこまで言うのなら頑張って朝起きるお!」と言う事で早起きを心掛けるようにしてみた。 全ては娘の顔を見たいがためだ。 まあそれはそれでいいとして。 今まで全く必要がなかったのだが、こう早起きが続くとどうしても腹が減る。 朝飯が欲しくなる。 しかし今迄の生活のリズム上、嫁に「朝飯をくれ」とはなかなか言い難い。 彼女は早朝から掃除洗濯、子供の世話となかなかに忙しいのだ。 それに加えて私の世話もしてくれとはどうしても言い出す事が出来ない。 まあ職場についてそれから3時間もすれば昼飯の時間となる。 それまで耐える事などそんなに難しくないだろう。 そんな風に思っていたつい先日。 貧血で倒れる私。 貧血とか初めてなったんじゃないだろうか。 激しい嘔吐感と吹き出る冷たい汗に立っている事が困難となる私。 ついでに言うと例によって酷い腰痛も騒ぎ立てている。 これは酷い。 ひとしきり中身の出てこない嘔吐をした後10分後、すぐに体調は戻ってきたのだけれども、まさかここまで体力が失われているとは思わなかった。 日頃の運動不足に加えて、積み重なっていく腹の肉に私の体力は物凄く奪われていたのだ。 流石の私も「このままじゃあ何かまずいんじゃないか?」と思い始める。 だからといって急に運動をする訳にも行かない。 何故なら私の腰痛は結構深いところまで来ており、急に運動をしようモノならば返って逆効果である事を私は知っているのだ。 ならばゆっくりと運動を始めれば良いんじゃないかと思うのは考えが浅い。 ゆっくり運動はすなわち、自分の楽を求める衝動を激しく引き起こすモノであり、三日坊主になる事は明白だ。 私はそれほどまでに度し難い人間なのだ。 美味いモノを食う事、楽しい事に興じる事、快感を得る事。 それらは総じて身体に悪いモノなのである。 自慢じゃないが私ほど「前向きな怠惰」という言葉が似合う人間もなかなかいないのではないだろうか。 まあ絶対上には上がいると思うけれど。 明日から本気出す。 兎に角。 この状態のままでは嫁も愛想を尽かしてしまいそうであるし、子供を抱く事も出来なくなりそうだ。 海に行っても服を脱ぐ事も出来ない状態である事は何を見るよりも明らかであるし。 久しく会っていない友人らに顔を見せた時、笑いのタネになりかねない可能性も非常に高い。 何とかしなければならない。 でも何もしたくない。 一体どうすれば良いんだ。 ああ、何というハムレット的台詞。 根性無しのハムレット。 私に栄光あれ。
by unnyo8739
| 2009-04-28 10:13
| 日誌叙情駄文
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||