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ここ最近すっかり人間が冷めてしまったせいなのか、あるいは歳を取るとこういう形になるものなのか、全く熱中できるものが無くて寂しい。 焦燥感すら感じている。 目的意識がない焦燥感。 これは結構神経をすり減らすものだと痛感する。 この焦燥感という言葉に「人生の」という言葉をつけるともうどうしようもない位激しく落ち込みそうではあるが、幸いな事にそこまで深い焦燥感は感じていない。 今感じている事は、あくまで目先の目的がないという事柄である。 先日までエロゲのカスタムなどをして遊んではいたものの、あっという間に飽きてしまった。 カスタムをするに至る過程には熱中する事が出来たのだが、カスタムが容易になってしまってからは全く面白味が無くなってしまい、あっという間に飽きを感じてしまった。 まるで常に泳いでいないと死んでしまうマグロか何かのようだ。 まあ私はマグロほど高級な存在ではないのだけれど。 ああ、何という自虐。 ここ最近の熱の冷めるのの早さには我ながら本当にどうしようもなさを感じてしまってならない。 私は割と凝り性な人間だと思っており、ここまで飽きっぽい人間ではないと自負していたのだが。 しかし事実というのは常に冷酷である。 どうしようもないほど私は今情熱を傾ける事の出来る何かがないように思えてならない。 娘の世話をすればいいのではないか。 子供の成長こそ人生において最も熱中できる事の一つではないか。 確かにそれは思うのだけれども、しかし私というのは常に自分一人で何かをしてきたような節のある人間である。 当然自分一人で出来る事は少なく、色々な人に世話になっているという事実は明らかなのだけれども、ここはそれとは別の話としよう。 兎に角私は自分が熱中している事があれば、全く他の介入を受け入れない節のある人間であったと思う。 髭を抜いている時は話しかけるな。 ゲームをしている時は飯すら煩わしい。 眠らない身体があれば、常に落書きをし続ける事が出来るのに。 そんな感じで。 だがそれら全てに最近全く熱中できない。 他に熱中できるものがあるから熱中できないのではなく、熱中したくとも熱中できないのだ。 簡単に言うとモチベーションが上がらない保てない。 辛い。 非常に辛い。 何かこう、自分の持てる全てをぶつけていける何かが欲しい。 欲しくてたまらない。 しかし待てよ。 私が熱意を持てないのは、与えられたものしかこなしていないからこそなのではないか。 もっとこう、自分で掴みに行こうとしている意思がないから熱中する事が出来ないのではないか。 私はもしかして、自分から何かを掴む事が出来ない、掴み方を知らない人間なのではないか。 そう考えるとますます恐ろしくなってきた。 自らの道を自らで見いだせないと言う、情けない人間である事を自覚する恐怖。 それを必死に否定したくとも、突きつけられた事実の前に言葉を発する事が出来ない焦燥感。 私は一体どうすればいいのだろう。 どうすればいいのだろう、何て言う考え方自体が後ろ向きだ。 自問自答の答えは常に「やるか・やらないか」でなくてはならないのに。 迷走する私。 このままではいけないとおもいつつも明らかに迷走。 軽く走ってみようかしら。 何も考えずに心に思った事だけをひたすらに始め、続けてみようかしら。 熱中してようとしていまいと、何も考えずにひたすら作業に没頭する。 ただただひたすらの単純作業を延々行う。 そうして頭が呆けてきた頃に、初めて答えが見いだせるのではないか。 物事はそんなに上手くいかないだろうけれど、何もしないというのは辛い事なのだ。
by unnyo8739
| 2009-03-23 15:06
| 日誌叙情駄文
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