|
よく言われる話なんだけれども、会社というのはだいたい、 「初代が起業し、2代目が盛り立て、3代目が食いつぶす」 という流れが有ると言う事らしい。 一つの世代が大体30年会社に影響を残すとして、 3代続けば約100年近い歴史が立つという計算になる。 世間には「5代目・6代目」などと呼ばれるような人々もいたりするわけで、 会社を100年残すと言う事は、一見とても簡単そうに見える。 が、100年続いたという会社は実はとても少ない。 個人のやっている商店などならばいざ知らず、 100年続いている「企業・会社」となると、それは非常に少なくなる。 それは先に挙げた3代目が会社を食いつぶすというジンクスに、 大体の企業が当てはまってしまう為にある。 しかし何故そのようなジンクスが起こってしまうのだろうか。 と言う事で少し考えてみた。 ウソ。 眠たい頭でふとそういえばそんなジンクスがあるなあと思い、 何でなんだろうなあと思っていたら脳内から天の声が聞こえてきた。 以下天の声の人の話。 「あれだよ、初代って言うのは身一本なわけよ。生きるために起業するの。 特に戦後の物とか無い時代じゃない? まあとにかく必死なわけよ。 で、会社起こしたり店建てたりして必死に生活して、 それでも余裕がないから自分の子供も働きに出させるわけね。 金がないから。とにかく生活しなきゃならないからね。 まあダイレクトに親の収支とかが子供の生活にも響いてくるわけだし、 子供は子供で「親も大変なんだ」的なそんな考えを起こすわけ。 だから子供は初代が建てた会社をとにかく立派にしよう、大きくしようと考える。 そして頑張る。2代目もね、何だかんだ言って現場の人間だからね。 仕事をするのは苦にならないし、親が作ってくれた会社をね、 大きくしていくのは面白いわけ。だからもう物凄い勢いで働くのね。 これが団塊とかそのくらいの年代になるのかな? そんでそのJrとかの世代なんだけれども。 国自体が豊かになってきて、もう2代目の世代の苦労を彼らも背負う事はなくなった。 そして加えて2代目の世代は「俺もじいさんも苦労したから子供には苦労かけたくない」 とか、そんな風に思うわけ。まあ血を分けた我が子だしね。 じいさんとかその世代は子供も働き手だったのが普通だったのにね。 豊かになると余裕というか、まあそういう仏心みたいなのが生まれるんだろうね。 で、ある程度大きくなった、積み上げた会社を引き継いで貰って、 俺の人生は豊かだった、とか言って彼らは息をつきたい所なんだろうけれど、 でももうね、時代の根本からして、現代とは自分たちとの生きていた世界が違うのね。 3代目の彼らは特に苦労なく生きてきて、そして今の職業の自由の風潮に飲まれている。 家の仕事よりも自分のやりたい事を大事にしようとするわけだ。 そこで2代目と3代目が揉めるわけですよ。 かたや是非ともついで欲しい側と、自分の人生を生きたい側。 まあ大体結局3代目が折れるなりして事業を引き継ぐんだけれども、 特に苦労してきたわけでもないし、圧倒的に経験があるわけでもない。 元々やりたい仕事であったのならばともかく、そうでなかった場合は悲惨だ。 やる気がないまま惰性で業務を続けてしまう。 ある程度会社体系が確立しているから、それほど仕事が出来る質でなくても、 何とか会社の形は回るんだろうけれど、そのうち限界が来ると。 まあ3代目が何とか事業を回したとしても、世襲を続けている限り、 いつしか一族だけが重役にあるような会社になると、 結局酸欠になって会社は死んでしまう、と。 ま、結構適当で大雑把な話だけれど、俺が考えるにこんな感じだと思うよ」 以上天の人の声。 っていうか。 そんな声が聞こえてくる位私の眠気が最高潮なんだがどうか。 頭が一撃でスッキリするような何かってないかなあ。
by unnyo8739
| 2008-07-14 15:41
| 日誌叙情駄文
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||