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私は職場近くにあるとあるラーメン屋のラーメンが気に入っており、 週に1~2回程度通っていたりする訳なのだが。 この度精算の際、店員さんに「いつもありがとうございます」って言われた。 結構これって嬉しい事かもしれない。また行こうかなと思えてくる。 これをして、実に単純と評価する人もいるだろうけども実際私も単純であると思う。 でも人間とはこの様に単純で、些細な事柄に感動を覚えるモノなのだ。 人の心を打つのに大々的なお膳立てをする必要など無いのだ。 一言「ありがとう」と言う言葉だけで、大抵の人の心は暖まる。 わざわざこんな当然で身近で、誰しもが経験している事を、 いちいち記事にしてみたり、語ってみたりする事を非常におこがましく思うが、 私も一おこがましい人間の一人としてここにて語ってみた。 そしてこの後に続くのは、私の自分語りである。 私の会社に顧問をやっている老紳士がいる。 もうかなりのお年の方なのだがいつも元気がいい。 聞けばガンにて片肺を切ってしまっているという。 でもそんな事をまったく感じさせない人だ。 聞けば若い頃は某大手商社にて、かなりの地位に就いていた人なのだという。 今では顧問という立場にあるが、その発言にはかなりの影響力があるらしい。 私の父親もかなりお世話になったようだ。 そんな感じの人であるのだけれども、まったく傲るような素振りもなく、 相当に人当たりのいい人である。 誰にも人懐っこく話しかけ、笑顔を見せてくれる。 まさに紳士と言った感じがして、私もまた非常に好感を持っている。 その人がある日、皆で食事に行った際言った一言。 「僕はね、飯屋を出る際は必ず「ごちそうさま」って言うんだよ」 確かに。 それもぼそぼそっと小さく言うのではなくて、大きな声で 「ごちそうさま、美味しかったよ」と言う。 すると店員もにこりと笑って「ありがとうございました」と答える。 僅かのやりとりだけど、きっと双方暖かな気持ちになっている事は間違いない。 だからってわけじゃないけど、私も飯屋にて精算の際には、 「ごちそうさま」と声をかけるようにしている。 件のラーメン屋でも毎回そういって勘定をした。 彼のように大きな声で言う事は、まだ私には出来ないけども。 いつか彼のように~などと言いたくはないけども、 それが自然であり当然と考え、かつ実践できるように心掛けてはいきたいと考えている。 わざわざこんな宣言を形にして、挙げ句人前にさらしてしまうのは、 非常にわざとらしい気がしてこの文章をあげるかどうか悩む。 まあ載せたけど。 というわけで。 今回の話は、あの人みたいに立派な人になりたいっていうよりは、 私自身の掲げるジャスティスを確立したいという私語りの話でFA。
by unnyo8739
| 2008-01-28 17:50
| 日誌叙情駄文
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Comments(2)
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