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私は嫁とセミダブルのベッドで寝ている。 ひとつのベッドで二人の人間が眠る事を考えて買ったベッドではなく、 私の寝相体格の問題上、普通のベッドでは手狭であるがために わざわざセミダブルのベッドを購入したわけなのである。 購入時には自分が結婚する事など、まるで頭の中にはなかった事柄であった。 さて。 私は非常に寒がりであり、現在毛布二枚に羽毛の布団一枚をかけて眠っているわけなのだが、 どうも一緒に眠っている嫁からすると、それは熱くてかなわないらしい。 朝目覚めてみると、私だけが毛布をかぶって眠っているのである。 別に私が毛布を奪い取っているわけではない。 そう思っていたのだけれども。 どうやら私は夜中暑くなって、羽毛の布団を蹴飛ばしているのではないかという 容疑がかけられてしまった。 私は壁側、嫁はその逆に陣取って眠っているのだが、 毎回床の方へ羽毛布団が落ち下がっているのである。 嫁一人で眠っていた際は、羽毛布団が移動することがない事から、 私がそれを蹴飛ばし、朝になって毛布一枚で眠っているのではないかという。 その心当たりがないわけでもないので、私も一応にそれに納得しかけたのだが。 先日のことである。 嫁は先に眠っており、私も後から布団に入ろうと寝室の扉を開けたとき、 驚くべき光景が飛び込んできた。 羽毛布団と、その上にかけてあった毛布は無残にも床に落ち伏せ、 毛布一枚で眠っている嫁の姿が! 一体何があったというのか。 翌朝、つまり本日嫁が風邪を引いていなかったのは、 私が早めに気がついたからに違いない。 しかし、これは新たなる展開である。 一体どちらが布団を蹴飛ばしているのか。 これで容疑は私だけではなく、嫁の方へも向けられた。 いや、もしかしたら二人して蹴飛ばしているのかもしれないが。 とりあえず風邪には気をつけようと思う。
by unnyo8739
| 2007-02-09 16:57
| 日誌叙情駄文
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Comments(1)
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