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先日友人のIと一緒に焼肉を食いに行った。 Iより半月ほど前に「焼肉食いに行こうぜ^^」と連絡があり、 前日になって「明日渋谷18時」(原文まま)とメール。 何だこの淡々としたメールは。 人間味とは無駄と不要の上に成り立っており、 それを省いた無機質的なそれは、人としての何かを失っているとしか思えない。 軽く憤りを覚えながらも、嫁と二人約束の渋谷へと向かう。 その日は無駄に寒かった。 外に出るのが非常に億劫だ。このままドタキャンしてやろうかしら。 そんな風に思いながらも電車に揺られ、渋谷に到着したのが18時。 丁度約束の時間である。 いつも私たちが使っている待ち合わせの場所にて待機していたのだが、 彼の姿がまるで見えない。これはどういうことかと電話をかけてみたところ、 「あ、ついた? えっとここ今どこだ?」 おいィ? 一瞬どこにいるのかわからなかったが、しっかり渋谷には着いていたようだ。 大体の位置を聞き出すと、そこで待ってろと指示をして早速合流する。 そういえばメールには待ち合わせの場所など記載されていなかった。 更によく考えたら、私たちもそれについて一切触れていなかったなあ。 まあいいか。 この日は最初から焼肉を食うと決まっていたため、迷うことなく店へと足を向ける。 早速席に通された私は、Iに向かい開口一番一言言ってみた。 「今日おごってくれるんだよね^^」 Iは一瞬「え!?」と、ハト豆鉄砲な顔をしたが、しばらくして 「いいよ」と答えた。 やったー、素晴らしい。今日は彼の善意に甘えるとしよう。 うんうん、きっとそれがいい。 お姉さん、この一番高い肉よろしく。 私が注文したのは、「特選なんたら肉」という、メニューの中でも一番高そうなものであった。 「ちょ」などと、Iが言葉を漏らしたような木もしたが気にしない。 奢ってやるといったのはこいつ自身なのである。 遠慮をしたら罰が当たる。 そういえば。忘れてはならないことがあったのだ。 今回の淡々としたメールについて突っ込んでみた。 これって人としてどうなのよ。 「あんた俺を呼ぶとき、『飯』の一文字しかメールしてこないじゃない」 あ、そういえばそんな気もする。 むしろ他の誰か、色んな人々と食事をしようと思い立った際も、 大抵この一文字しか入れていないかもしれない。 ……。 いいんだよ、これは個性なんだよ! 私なりの愛嬌なんだよ! 人間味なんだよ! 淡々とした感じがクールでいいじゃない。 私らしくて良いじゃない。 正直すまんかtt
by unnyo8739
| 2007-02-05 12:27
| 日誌叙情駄文
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Comments(2)
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