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世の中、現状に満足できている人がどれくらいいるのだろう。 恐らく大半の人が満足できていないと答える。 では現状を納得し、受け入れているという人はどの程度いるのだろう。 やはり大半の人が納得していないと答えるのだろうか。 今ある仕事は、勉強は、自分に合ったものではない。 自分がしたい事は他にあるのだと、心の奥底で叫んでいるのだろうか。 社会において、九割以上の人々が自分に納得していないと思う。 皆間違いなく嫌々社会を生きているのだ。 皆不満を抱えているのだから、自分も我慢して頑張ろう。 そういう消極的な生き方を強いられているのだろう。 そんなくだらない生き方なんてとんでもない。俺はそんな色に染まりたくない。 そう考える人間も間違いなく存在する。 しかし彼らの大半は、彼らのいう最悪の社会から脱する術を持ち合わせていないし、 考えもつけない。 日々の不満を撒き散らしながら、妄想に浸るのが手一杯だろう。 何だこの世界は。 絶望に満ちているのではないか。 それに気がついたとき、全てを諦める人間が現れる。 この世からドロップアウトする人間も居れば、 この己自身を隔離してしまう人間も居る。 彼らをして「落伍者」とするのならば、他に残る人間の大半は「惰性」だ。 どちらも大差がない。 では社会から離れ、動物の世界に目を向けてみよう。 彼らは日々をひたむきに生きている。 厳しい生存競争の中で、今日を掴もうとしている。 未来も過去もなく、今に全てを賭けて生きている。 彼らにとって過去は過ぎ去ったものであり、未来は現在の副産物であるのだろう。 人は生きる意味を問う。しかし彼らは生きる意味など問わない。 生き残る事が全てだからだ。ならば彼らは死ぬ瞬間、いったい何を思うのか。 命は本能に何を告げているのだろうか。
by unnyo8739
| 2006-12-06 15:17
| 日誌叙情駄文
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