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物には何にでも名前が必要である。 このブログを作る時も当然である、適当なタイトルが必要であった。 何かしら考えようかとも思ったのだが、その時たまたま思いついた言葉を、 そのままタイトルにしてしまおうと思った。 その結果、現在のタイトルとなった訳である。 我ながら、どうしようもないくらい安直なネーミングではあったつもりだが、 「どうしてウナギ御飯なのか?」 と、いう問いが何人からか挙げられてしまったので、 遅まきながら説明をしようかと思う。 説明すればするほど、あまりの安直さに辟易してしまうかもしれないが。 早い話がひまつぶしと、ひつまぶしをかけただけなのである。 つまりは駄洒落なのだ。 ひつまぶしとは名古屋の名物の1つで、 ごはんとウナギの蒲焼きを短冊にしたものが乗っているというもの。 食べ方に特徴があり、まずは出されたそれをそのまま食べる。 おかわりの様に2杯目を取り、こんどはネギやワサビなどの薬味を トッピングして味の変化を楽しんで食べる。 そして3杯目は2杯目の様にしたものに、お茶か だしをかけて、さっぱりと食べるのだそうだ。 一回で3回楽しむことが出来る、グリコのオマケのような料理である。 他のタイトルもその時思ったテーマから適当につけているだけなので 書き終わってみると、テーマとはまったく関係なくなっていたりもする。 このブログに関わらず、私が物に名前をつけるときは、 思いつきそのものをパパっと使用してしまう為、 まったく意味のない言葉が含まれていることもしばしばある。 しかしそれらもどこか吹っ切れていないところが 私の密やかなプライドなのだろうか。 名前をつけるといえば、最近のゲームこそ 最初からキャラクターに名前がついているものが多いが、 昔のゲームであれば、名前は自分でつけるといった物が多かった。 面倒くさがりの私は、最初についてある名前があればそれを変更させることなく そのままの名前で最後まで通してしまうのだが、 基本的に、主人公キャラクターはあくまでプレイヤーの分身と言う事である。 自分で名前をつけてこそ当然であった。 私は与えられた世界観の方に主をおいてしまうので、 自分の名前をつけるなんて考えられなかった。 結局適当なマンガの主人公の名前や、別のゲームの主人公の名前などを 勝手につけてその場をしのぐわけである。 しかし、その命名に初めて本格的に悩んでしまったことがある。 それはネットゲームにおけるキャラクターの名前である。 ネットゲームにて、プレイヤーキャラクターは本当にプレイヤーそのものである。 改名も簡単に出来るわけではない。 故に変な名前をつけて、あとで後悔しても嫌だし マンガの主人公の名前をつけて、以後その名前で呼ばれるのも恥ずかしい。 これは困った、本気で困った。 散々悩んだ末に、オートで名前を設定してくれる機能に一任してやることにした。 元々設定されてある名前ならば、世界観に基づいた名前になるだろうし これ以上無駄に悩んでしまうのも時間が惜しいと考えた。 所詮ゲームではあるが、やはり気にしてしまうものなのだ。 適当に選択していれば、そのうちそれっぽい名前が出るだろうな、 全てを一任し、後は気に入った名前が出てくるまでひたすらやり直しである。 あまりに手間であったが、結果的にそれが幸し、 とても気に入った名前をつけることが出来た。 私は以後その名前をゲームの主人公に名づけることにしたのである。 ゲームでさえここまで悩みに悩みぬいたのだ。 もし私に子供が出来ようものなら、もっと激しく悩まなければならない。 そう思うと大変億劫である反面、ちょっぴり楽しみでもある。 名前とは、その後の子供の人生そのものを背負うのだ。 言葉どおり、まさに一生物である。 変な方向に走らないように注意しつつ、立派な名前を与えてやりたいと思う。 すごい、今回「命名」ってテーマからそれてない!
by unnyo8739
| 2004-06-10 16:27
| 日誌叙情駄文
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