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トチ狂ってブログを書き始めたのが2004年の6月。 今日が2006年の8月だから2年弱ほど続けている事になる。 途中病床都合にて更新頻度が恐ろしく下がったりもしたが、 先日見てみたところ、記事数はとうに千を越えていた。 ほぼ毎日2つも3つも書いている暇人は、きっと私くらいなものだろう。 そんな感じで阿呆のように文章を書いていると、 日記だけでは飽き足らなくなり、作品としての文章を書きたくなってきた。 勿論過去に小説、小話なんてものを作ったことはない。 勢いだけで書き始めた。とにかく書くことが楽しくて仕方なかったのだ。 後先など考える事無く、思いつくままに書きなぐった第一作目の小話は、 敢えてノーコメント。 しかしまるで懲りる事無く次の作品、また次の作品、と着手だけはしていった。 どれも一向に完結していないので、やっていないのと同じかもしれないが。 つい最近になっての事。 例えば小説であったり、小話を書き始めた友人がわっと増えた。 彼らは口をそろえて言う。「もっと文章がうまくなれたらなあ」 なるほど、私もそう思ったことがある。懐かしいなあ。 しかし文章を書きはじめてしばらく。 「文章が上手くなりたい」という言葉に、違和感を感じ始めた。 ただ「文章が上手くなりたい」というよりは、 「もっと自己表現したいから、文章が上手くなりたい」と気がついたのだ。 「文章が上手くなる」事は、ただの手段に過ぎない。 むしろ私の言いたい事を言いたいように言えばいい。 目的はあくまで「自己表現」なのだ。技術云々は関係ないのだ。 むしろ「技術」など、自信のなさの表れでしかないように違いない。 ううん、知らないけどきっとそう! 例えば作家になるのであったり、それを仕事にするのであれば、 最低限の技術は必要になるのかもしれない。 しかしここは私のブログ。治外法権無法地帯である。 ルールは私であり、何をするのも私次第。やりたい放題の場所で、 何故技術云々が必要になるのか。 何をトチ狂ったのか、技術に関して上記のように悟った(?)私は、 したい放題やりたい放題に文章を書き始めていった。 その結果、阿呆のように小説もどきを乱立させた。 未だ一つとして完結していない。 そして時間が過ぎて。 あれだけ書き続けていた小説に飽きを感じ始めていた。 まさに無法地帯、やりたい放題やった末路がこれである。 それらの残骸を見て、私は一つのことにようやく気がつく。 「自己満足で文章作っても意味ねえや」 気がつくのが遅すぎた。 「誰かに喜んでもらわないと、書いてもすぐ飽きちまう」 自分の為だけに書くと言うのは、自分の世界を小さくしてしまう。 飽きも早い。もっと沢山の人に読んでもらいたい、 という心は未だにまったくないが、 せめてここにくる人には楽しんでもらいたい。 「あなたが嬉しいと、私も嬉しい」 たったこれだけのことに気がつくのに、2年間も要してしまった。 既に使い古された言葉であったのになあ。 そんなわけで、どうやったら面白くなるだろう、と考えながら 小話を作り始めてみると、進行の遅い事遅い事。 加えて「昔の方が勢いがあってよかったよね」などとも言われたり。 ううむ。 とりあえず一昔前に書きなぐりまくった小説を、完成させていこうと思う。 うん、とりあえず。
by unnyo8739
| 2006-08-22 15:13
| 日誌叙情駄文
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