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何だかんだと夫婦生活って奴を行っているのだけれども、 正直式の先に夫婦になってしまったせいか、未だに夫婦という実感がわかない。 それはどうやらお互いが感じているようで、とにかく式を挙げれば何か変わるかも、 と、ありえない妄想をしてみたりする。 式を挙げることで、心のけじめをつけることは出来るかもしれないが、 人間、その中身が短い期間でぽろぽろ変わっていく事はそうそうない。 時間がゆっくりと私たちに自覚を促し、いつか形と成るだろう。 しかし、私は少しだけ考えてみた。自分達を振り返ってみた。 私たち二人は「恋人同士だから」だとか、「夫婦だから」とか、 そういう類の理由をつけることを、まるで嫌っている。 コレといってモノを送った事もないし、連れ立って出かけたこともろくにない。 むしろ二人一緒にいるにもかかわらず、それぞれが好き勝手に動いている気がする。 共同生活を営みながら、スタイルはまるで共有していない気がする。 文字にしてみたが、これを伝えるのは大変難しい事柄だ。 表現しようのないニュアンスだ。 とにかく、各々が独立して、ほとんど絡むことはない、といった感じか。 しかしこれは私が勝手に思い込んでいる事柄に過ぎない。 私の描き出した理想図に、強引に現状を当てはめているだけと言えなくもない。 そもそも私は彼女の本当の心を聞いた事がないからだ。 本当の本当は、彼女はもっと別のスタイルを持ちたくて仕方がないのかもしれない。 ただ、私という自己中心的な思考を持つ人間に合わせているだけなのかもしれない。 そうだとすればとても危機的なことである。悲観なんてしている場合ではない。 私は自分の思うとおりに事を成す為、他人に妥協を求める事がある。 くだけて言うと、甘えたところがある。 それは私にとって最大の欠陥であり、同時に武器でもある。 が。この場合武器にしたところでまったく意味がない。 まず、彼女にソレを求めるという事が私にとって最大に不本意なのである。 私は腐ったような男だが、腐っても男だったりするのである。 男は得てして仕様もないプライドを持ってしまうものだ。 そしてそれは、私も例外なく持っているものである。 故にそんなプライドを損なうような武器を持って彼女に接する事はないだろう。 という事はつまり、思い切り欠点が際立ってしまっているという事である。 まじかー。 いかん、私よ、立ち上がれ。 これから先人生は長い。どれくらい生きるか知らないが、多分長いに違いない。 長生きをする為の策を何も行っていないが、それでも今の人間は長く生きるものなのだ。 その長い人生の、まだ基盤にも至ってない現在において、 こんな不安定な事を言ってはいられない。 頑張れ、私。超頑張れ。 別にこの話は私に限った話ではない。 果たして何処の誰がコレを此処まで読んでいるかは知らないが、 読んでいようと読んでいまいと、結局これは全ての人に関わる事柄だ。 その考え方は、まるで私と違うのだろうけども、きっと迷い、考え、そのうち前に進むのだろう。 人生は長い。 しかしこれは単純に長生きするからっていう意味ではない。 人生の長さは意識の長さである。己と関わる深さである。 そこに命が加わって初めて人生を知る事となるのだ。 って、隣の芳川君が言ってた。
by unnyo8739
| 2006-06-16 14:53
| 日誌叙情駄文
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