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結婚してからもう10年くらい経っただろうか。 未だに嫁と仲良くやっている事は、自分の自慢の一つと言ってもいいのかしらん。 これまで特に喧嘩らしい喧嘩もしたことがない。 まあそれでもいくつかの不満もあったりはする。 しかしそれはどこの誰しもがそうであろう。 完全に自分に都合の良い聖人…と言うよりは、人形のような人間というものは存在しないのだ。 そんな感じで娘も生まれ、何だかんだで今があるんだけれども。 先日だらだら話していた際に、嫁が私のことを「異性としては見ることが出来ず、家族としてしか見られない」と言う。 こういう人は割と多いらしい。 未だ異性として旦那さん、嫁さんを意識している人もいるだろうが、嫁さんの場合は上記のような感覚になってしまったという。 ちなみに私は下記の感覚のままだ。嫁は家族としてよりもまず異性である。 なので時々嫁との時間に割り込んでくる娘がちょっと煩わしいと感じることもある。 と言う感じで。 嫁と私との間柄で、このような意識の剥離があるようで、これが何かトラブルの原因かというと、そういうわけではないのだけれども。 単純に異性としてよりも家族としてが先行する、と言われるのは寂しい。 やはりあれか。 腹か、腹が出てきたからか。 先日のことだ。 私が自転車で帰宅中、交差点で信号待ちをしてたときのこと。 唐突に知らない人に声をかけられて驚く。 完全に誰かに話しかけられるモードではなかったため、本当に不意をつかれた感じだった。 その人は、吃驚して一瞬言葉が詰まってしまった私に一言謝罪を入れると、一枚のチラシを差し出してきた。 「この近所にプライベートジム(だっけ?)を作りまして、よければ来てください」 ほーん、ジムなあ。 自宅からジムに通おうとすると、どこもちょっと遠いから、小さいところでも通える所があれば、それはそれで良いかもしれぬ。 でも、肝心のお値段が書いてないんだよなあ。 腹を引っ込めたい願望はあるが、カネがないという現実は如何ともし難いのである。 月謝制じゃなくて、通った際のみにお金を払うシステムのようだが。 その一回が3千円よりかかるようだともう遠慮したいなあ。 一週間に一回だけやってる、みたいな感じであったから、せめて一ヶ月4回通って1万円くらいの設定にしてくれないと私にはきつい。 って言うか、4回ぽっちで1万円っていうのも大概高いと思うんだけど、それはどうなんだろう。 嫁より異性としてもう一度見られるためには、やはり腹の減量は必須であろう。 だが、やっぱり家族を養う上では、無駄にお金を払うことは難しい。 どちらを立てればどちらがたたぬ。 世の中は大抵こんなことばかりだ。
by unnyo8739
| 2017-07-27 13:00
| 日誌叙情駄文
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