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弟は体力、筋力共に、私を遥かに上回っている。 身長、体重、共に私より上の数字だ。 帰郷の際、ゲームセンターにて、パンチ力を測るゲームをやってみた。 私は体力筋力共に、人並み以下なので、脳の血管が切れるほど必死に殴ってみても、 三桁の数字を出す事は難しい。今回も三度のチャンスのうち、 一度しか三桁の数字を出せなかった。 無論弟は三度とも三桁の数字を軽くはじき出している。 その直後、今度はキック力版のそれに挑戦したのだが、 弟が二百八十近い数字を出すところ、私は百ちょっとしか出なかった挙句、 スネを強打し悶絶。足を引きずって帰る羽目になる。 彼曰く、自分は肺活量が四リットルと診断された上、 足にて四百キロ近い重りを持ち上げる事ができるとか何とか。 そんな人間に私のような非力な人間が太刀打ちできるはずはない。 今きっとちょっと殴られでもしたら、おそらく私は死んでしまうだろう。 加えて頭の出来、口のうまさも私を超えているものだから、 私としては、もうどうする事もできない。 彼の商売人としての能力は、既にかなりの域に達しているらしく、 その回転には、舌を巻くばかりである。 そんな彼であるから、体力が余っているのだろうか。 私を誘って、公共の体育館にて何かして遊ぼうと言い出した。 私も特に断る理由もなかったので、それに応じたのだが。 私は非常に運動能力が低い。著しく低い。 球技にはまったく反応できないし、ダーツも非常にボロボロだ。 バスケットをして遊んだのだが、まったくお話にならない。 体力やら技術やら、もう大人と子供の世界である。 ここまで圧倒的差があると、最早悔しいとも思えない。 と言う事で、もっとお気楽にとバトミントンで対戦する事にしたのだが。 どうやら彼は、この競技が苦手だったらしく、 非常にどっこいどっこいな勝負になる。 最初は遊びだったのだが、だんだん真剣になっていき、 かなり燃えてきた。 が、何故かゴキブリさん登場、二人して一気に気力が萎え終了。 私たちより、もっとも強力だったのはゴキブリだったようだ。 ゴキブリ以下の兄弟と考えると、何だか胸が悪いのは気のせいじゃない。 ちなみに。 二人してボウリングはど下手糞であり、 何と二ゲームプレイした二人のスコアを足しても 二百にならないぜ。
by unnyo8739
| 2005-09-19 21:03
| 日誌叙情駄文
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Comments(3)
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satsuki69129 at 2005-09-19 23:03
ちょっとくらい弱点があるほうが、可愛げがあっていいよ。
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mrbig20000 at 2005-09-20 00:44
俺なんかフットサルに行って蚊が多いから帰ったぜ。
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unnyo8739 at 2005-09-20 10:15
蚊だのノミだのゴキブリだのに、ボロボロに負けてるよな。
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