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そんなわけでウィザードとプリキュアの話。 どうでもいいんだけれども、うちの娘はウィザードやらプリキュアやらがついた、所謂キャラソーセージを買う際、何故かプリキュアを選択せず、ウィザードだとかゴーバスターズだとかを選択する。 キティちゃんとかはあんまり目が行かないみたい。 まあ私達が毎週見てるから最も身近な存在にあるのではないかという想像は出来るんだけれども、このままでは立派なアレ女子になってしまうのではないかと思うと戦々恐々せざるを得ない。 さておき、仮面ライダーウィザードは。 相変わらず彼は、「護る」事ができない。 落ちてしまったものを「救い上げる」ライダーなのだなと今回のエピソードでひしひしと感じた。 最後の最後にならないとやってこない、パンドラの箱の最後の中身的存在。 某漫画で言ってた話なんだけれども、人間にとって「希望」って言うのは悪意そのものなんじゃないかと。 下手に希望があるから人間は諦めることが出来ない、みたいなそんなエピソード。 でも、希望も何もなくただただ諦めるだけの世界ならば、それは果たしてどんな世界になってしまうのだろうか。 結局店を守ることは出来なかったわけな今回の話。 命を護ることは出来たけれど、果たしてこれをハッピーエンドといっていいものなのかしらん。 そう考えると、常に守り切れない宿命を持つウィザードの抱える孤独というのはとてつもなく計り知れないものなのかもしれない。 行列の出来る店にするんだっていう、先輩の夢を守ることは出来なかったしね。 彼は彼で、師匠の味を伝えることを新しい目的に変えてはいたけれどさ。 一見ハッピーエンドに見えて、何とも切ない終わり方なのではなかろうか。 って言うか。 フェニックスさん倒した時みたいにハリケーンでもドラゴン使用すればいいのに、メデューサ戦でドラゴン出し惜しみするのは一体なんなんだろう。 その辺は大人の事情ってやつなのかしらん。 そしてスマイルプリキュアは。 前回の絵本の中に入る話は一応みゆき回だったんだろうか。 今回からまたひとりずつにスポットを当ててのエピソード。 まずは日野あかねちゃん。 熱血、ってタイトルに銘打ってあるけれど、別に彼女はそんなに熱血キャラじゃないよなあと思うのは私だけか。 今回のキーになるのは「私の宝物」。 まあベタに自分の友だちこそ真の宝物って流れで終わるだろうなあって思ってたんだけれども、しかし話の盛り上がり方、盛り上げ方、戦闘シーンのどれをとっても東映の本気がかいま見えて凄まじい回に仕上がっていた。 東映本当に本気出し過ぎだろ。 スマイルにここまで全てをかけて、次回のプリキュアの重石になったりしないんだろうか。 作画といい演出といい、本当に素晴らしいものだった。 と思っていたら、今回の黄瀬やよい回はさらに輪をかけて本気を出してきた。 もうね、映画かと思うくらいの作画やら演出。 特にアカオーニとの戦闘演出における、スーパーサイヤ人的な凄まじい演出は本当に眼を見張るものがあった。 本気だ、本気なんだ東映。 全体的に黄色を使った構成といい、あかねちゃんとは別の形で示す友情の形といい、次の回がまた凄まじく楽しみに思えて仕方がない。 ところで。 「うわー、絵がうまいね、将来絶対漫画家になれるよー!」って言う発言がどこかであったんだけれども。 これって物凄く罪深いヒトコトですから。 この一言のために、人生棒に振っちゃう人相当数いますから。 必死になって頑張って、結局井の中の蛙だったと気がついた時の絶望感とか半端ないですから。 ちょっと絵がうまいとか、漫画が描けるって言うのは、イコールプロになれるってわけじゃあないですから。 物凄く狭い門ですから。 それでも必死に頑張って、何とか漫画家になってもその生活とか結構やばかったりするのがデフォルトだったりするみたいですから。 アカオーニも言ってましたでしょうに。 大人しく安定した職業につきましょう。 いや、夢も希望もないけどさ。 これが大人になるってことなのかしら。 それはそれはとても寂しいことなのかも知れませんわ。 でも、それでもがんばろうって人は、物凄く頑張って狭い門もくぐり抜けて星になって欲しいと願う。
by unnyo8739
| 2012-12-04 11:27
| 日誌叙情駄文
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