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人間どうしたって老化していく。 別に人間に限らず、生物なら…いや、機械に至っても時間と共に劣化していくのだ。 当然私も例外ではないわけで。 というかむしろ当たり前の話なんだけど。 しかし人間というのは何とも意地を張るというか。 実際の年齢よりも若くありたいと願う生き物であるようで。 私も年齢的にはアレだけれども、気持ちは未だ10代のままでいたのだが。 ああ、身体能力に至っては、10代の頃から60代のそれって言われていたので、特にそれは気にしない。 嫁に「臭う」と言われたのでもう死にたくなった。 いや、体臭なんて言うものはもともと存在するものであって、昔から私には私の分からない匂いがあることを嫁は言っていたのだけれども。 「匂い」は「臭い」になった。 同じ読みなのに、まるで言葉の意味は逆。 死にたくなった。 泣きたくなった。 死ぬのと泣くのって逆じゃね? と思うかもしれないが、悲しい時は死んでから泣くことに決めているのだ。 匂いとはフェロモンだ。 昔の嫁は渡しの匂いが好きだと言っていたのに。 愛は冷めたか。 希望は折れたか。 いやね。 娘がそのうち「お父さん臭い」って言うのは、至極当たり前の現象であるから、多少のショックは受けることもあろうけれど、既に覚悟はできている。 むしろ成長を喜ぶことすら可能となっている。 しかし、嫁はまた別なのだ。 娘に嫌われても、血のつながりは消せないけれど、嫁は全然別の存在なのだ。 死にたくなる。 くそ、こんな思いをするならば、どこかのせいやも同じ思いをすればいいのに。 まあ。 もっと私が自分の身体に対して、何かこう、例えば運動してみたりとかして若々しく保とうとすれば、このにおいに関しても多少緩和される可能性はあるだろう。 とはいえ、それに根拠はない。 私は医者でも学者でもないのだ。 でも、気分的にはそんな感じになりそうな気がするじゃない。 愛情が所詮脳の感じる幻惑であるならば、私はそれをだまくらかすのに一層の努力を惜しまない。 しかし、脳が感じる私の身体は既に重く、実際にだらしないそれになっていることはどうしようもない事実である。 くそう、立ち上がるべきは今か。 思い立ったが吉日ではなく、既に崖っぷちであると感じるべきか。 ああ。 楽して不老になる方法でもないかな。 もう仮面ライダーみたいに魔法使いでもなんでもいいわ。 石仮面かぶってもいいわあ。
by unnyo8739
| 2012-09-18 11:36
| 日誌叙情駄文
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