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ググった先のサイトらを見ていると、ここは1つか2つのエピソードを用いて、簡潔かつ、あくまで相手を褒め称える感じの、祝福する感じの言葉を綴るのが良いのだという。 ならばまずはエピソードを絞ることから考えよう。 今回の友人Wは実に人なつこい性格の人間というか、敵を作らないタイプというか。 あるいは人見知りしないというか、打ち解けるのが早いというか。 まあそんな感じの性格の人間である。 書いてて吐き気がしてきた。 まあ文章に置き換えると何とも歯が浮きかねないのだが、その実を示すいい言葉があることに気がつく。 そう、彼は妙に「近所のおばちゃんっぽい」のである。 我ながら実にいい例えだ。 色々面倒見が良かったりする反面、結構適当な麺があったりするところなど、まさにおばちゃんという言葉は彼の為にあるのではないかと思えてくるほどに相応しい。 我ながらこの発想に行きつけた自らを崇め、褒め讃えたいほどだ。 流石私。 となれば、最も「近所のおばちゃんっぽいエピソード」という物を引っ張り出してくることが、最良であると言うことは明白だ。 私の記憶よ、フル活動して彼に相応しいエピソードを呼び覚ませ。 と思ったが、最もエピソードの豊富そうな学生時代の話を持ってくる方が楽そうなのでそのようにする。 となれば高校時代のエピソードが良いだろう。 当時の私は彼の家に、ほぼ毎日のように入り浸っては、麻雀をしてみたり音楽を楽しんだりしていた。 というか、彼が勝手にギターやらベースを弾き、私は私で漫画を読みふけったりダラダラしたりするだけだったのだけれど。 何でそんなに入り浸っていたのか全く分からないが、まあ居心地は良かった。 思えば中学生から高校生に到るまで、ほぼ毎日通っていたような気がする。 そりゃある種彼の弟よりも兄弟のようにあったと言っても過言ではあるまい。 そう言えば、彼とは保育園に始まり、小学校中学校高校、そして上京に到るまで環境を共有していた。 上京してからはちょっと別だけど。 大幅に話が逸れたので引き戻そう。 必要なのは学生時代の、彼という人間を示すエピソードだ。 うーん。 面倒くさいので上の文から適当に引用して、それらしい言葉を作ることにする。 ”私は小中高と同じ学校でした。更には上京する事になったのは、私と彼の二人だけだったことから、とにかく縁のある人間でありました。 その縁はただ私だけにではなく、実に多くの人にあったと言えます。 放課後の彼の部屋は、沢山の友人らがよく遊びにきており、それは現在に到るまで続いているのです。 穏やかな、人を惹きつける性格が嫁子さんの心に触れたのは、きっと必然だったのでしょう。” 嘘はついてない。 実際彼の部屋は、いわゆるたまり場状態になっており、その様相たるやまさにカオス、混沌そのものであった。 特に何がある部屋でも、例えばゲーム機であるとかそういうものも一切無い部屋だったのに、何でこうも人が集まっていたのだろう。 近かったからかな、学校から。 まあそこは人徳と置き換えてスピーチの文章にするのが望ましいに違いない。 さて、簡単ではあるがWの人となりの部分には触れた。 次に必要となるのは、先にもちょっとだけ出てきた嫁子さんとの話を交えるのが良いと判断する。 ”いやいや、それにしても結婚の話を聞いたときは驚きました。 私が結婚をすると彼に打ち明けたとき、「まさかお前が」などと言われたことを覚えていますが、今回私が全く同じ台詞を電話口に叫んだことをよく覚えています。” 大嘘である。 ”果たして彼の心を射止めたのは、どの様な女性であったのか。 私は直ぐ様嫁子さんとの食事をセッティングしてくれないかと頼みました。 何故ならそれまでお付き合いがあったことすら秘密裏にされていたからです。 最初に彼女のことが明らかになった時には、既に結婚が決まっていたのですから。 今だに「こう言うことはもっと早くに教えろ」と憎まれ口を叩かずにはいられません” 憎まれ口って使っていいのかなあ? 悪態を取らざるをえないとかそういう言葉に変えたほうがいいのかしら。
by unnyo8739
| 2011-06-01 16:01
| 日誌叙情駄文
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